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にひゃくよんじゅうはち。 ページ10

明石 「返事は、全然後でええから。勢いで言われても喜んでええのな分からんし、ゆっくり考えて欲しい。」





 国行にそう言われて、少しだけ気持ちが軽くなった私。

 けれど、少しでも意識してしまうと、国行に腕を絡めるとかができなくなってしまって、国行の少し後ろをまだ熱が引かない顔を隠しながら歩いていた。


 歩きながらも、光り輝く風景を見て楽しんでいた。すると突然、国行に左手をガッと掴まれ、引き寄せられた。





明石 「寒いんで、温めておいて貰えます?」

A 「わっ……っと、もう、いきなりはずるいわ…………うぅ。」

明石 「こんな真っ赤な顔、今まで見たことないなあ。」

A 「見せる所無いでしょう……。」





 顔を熱くさせながらも、私は国行の右手に腕を絡めた。

 ……離れて歩くよりかは、こっちの方が良いかも。なんて。





 しばらく歩いていると、目の前に大きな木が。しかも、至るところを光る装飾品で飾られている。

 思わず「わぁ……」と白い息と感嘆の声が口から出る。





明石 「でっかい木ぃやなあ……。」

A 「そうね、それにとても綺麗だわ。」





 「見れて良かったわ。」なんて呟いてみると、隣にいる国行がふっと短く笑うと、「そうやな。」と答えた。





明石 「Aと来れて良かった。」

A 「ッ〜……! そういうとこがずるいのよ。馬鹿……」

明石 「はいはい。」

A 「も〜……」






 やっぱり国行と話してると、とても落ち着くわ。

 どんなに意識しちゃっても、隣に居て、他愛もないことを話していると、普通に話している私がいる。









A 「……もしかしたら、これが。」

にひゃくよんじゅうきゅう。→←にひゃくよんじゅうなな。



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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 碓氷時雨さん» なんですって?! ごめんなさい即刻直します!!本当にありがとうございます!そしてすいません! (2020年2月8日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷時雨(プロフ) - 「にひゃくろくじゅうに」の所で清光が清松になってますよ! (2020年2月8日 20時) (レス) id: d4ecd76fec (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます!応援して頂けると本当に力になります!頑張りますね! (2020年1月13日 16時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!!頑張ってください!!!!! (2020年1月13日 10時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» ありがとうございます!受験も作品も、若いからこそ出せる熱量で頑張っていきます!今作品でも何卒宜しくお願いしますね! (2020年1月13日 8時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月12日 21時

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