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にひゃくななじゅうはち。 ページ39

side Saniwa





燭台切 「うん、これでバッチリだよ!」
歌仙 「やはり宴会の準備となると、厨当番の腕が鳴るね。」

白夜 「いや……ホント流石っす。」





 ついに、咲ちゃんを迎えに行く日が来た。彼女の居住スペースを作ったり、政府の上の人たちに書類を提出したりしていたら、迎えに行く前に、彼女に会いに行くことが出来なかった。

 まあでも、見習いの受け入れ手続きは完了したし(上の人たちには凄い反対されたけど)、咲ちゃんの方にも、そういう連絡は行ってると思うから、大丈夫だろう。



 今日の朝、燭台切と歌仙が、「どうせなら宴会を開こう」と言ってくれたんだけれど、数時間ほどしか時間が無いのに加え、材料やら何やらを用意してなかったから、宴会を開くことは困難……かと思われた。

 しかし、極短刀の皆が、文字通り音速で食材を買いに来てくれて、大太刀や薙刀、太刀の皆が、いつもの穏やかでゆっくりな動きからは考えられないほどのスピードで、大広間をセッティングしてくれた。
 ものの数時間で、派手な装飾が施された大広間が出来上がった。





燭台切 「案内役は主くんだからね。」

歌仙 「しっかり務めるんだよ。」

白夜 「うん。分かった。」





 こくり、と深く頷いた俺を見て、二人は軽く笑うと、俺の背中をパシッと叩いた。音的には軽い感じがするが、中々に痛い。

 この二人は自分の力がどれだけあるかを分かっているのだろうか。なんてちょっと悪態も吐いてみる。けれども、ここまでスピーディーに準備が終わったのも、二人の料理の腕あってこそなので、何も言わない、言えない。









白夜 「それじゃあ、行ってくる。」









 俺は二人にそう言うと、本丸玄関に向かって一歩一歩と歩き始めた。

にひゃくななじゅうきゅう。→←にひゃくななじゅうなな。



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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 碓氷時雨さん» なんですって?! ごめんなさい即刻直します!!本当にありがとうございます!そしてすいません! (2020年2月8日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷時雨(プロフ) - 「にひゃくろくじゅうに」の所で清光が清松になってますよ! (2020年2月8日 20時) (レス) id: d4ecd76fec (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます!応援して頂けると本当に力になります!頑張りますね! (2020年1月13日 16時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!!頑張ってください!!!!! (2020年1月13日 10時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» ありがとうございます!受験も作品も、若いからこそ出せる熱量で頑張っていきます!今作品でも何卒宜しくお願いしますね! (2020年1月13日 8時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月12日 21時

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