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にひゃくろくじゅうなな。 ページ29

白夜 「咲ちゃん、俺、少しの間此処には来れない。」

咲 「……はい、」





白夜 「大丈夫、きっと迎えに来るから。」





咲 「迎えにくるって、どういう……」
白夜 「それじゃあ、また。」





 咲が伏せた顔を上げた時は既に、扉は閉まっていた。咲は、伸ばしかけた手を、胸の前に持ってくると、スウッと息を吐いた。

 妙に胸騒ぐこの気持ちは、一体___、



















白夜 「___だから、咲ちゃんの受け入れを、皆にも許可して欲しい。」





 朝餉の時間、それまで賑やかだった大広間が、一瞬の内に静まり返った。しかし、主さまの言葉を聞くにつれ、ざわめきが広がっていった。
 見習いをもう一度受けることに賛成したのは、三日月さんを中心とした本丸の中でも歳上に当たる方々、短刀の子たちなどなど、大半の刀剣が首を縦に振った。





 しかし、





一期 「私は反対です。」
鳴狐 「鳴狐も……、反対。」


江雪 「……賛成は、できません」
宗三 「あの女を小夜に近付けるなんてしたくない。」


燭台切 「僕も嫌だな。」
歌仙 「あぁ、僕自身は大丈夫だけれど……あの子に何かあったらねぇ……」

和泉守 「おい、なんで俺を見るんだ之定ァ……」





 兄である皆さんは、首を縦に振ることはなかった。大切な弟を傷付けたくはないようだ。横目で国行を見てみると、真っ直ぐに主さまを見つめていたけれど、その目は、何処か不安と恐怖を含んでいるような、そんな瞳をしていた。









蛍丸 「国行……」
愛染 「ッ……」


明石 「大丈夫、大丈夫や。」

にひゃくろくじゅうはち。→←にひゃくろくじゅうろく。



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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 碓氷時雨さん» なんですって?! ごめんなさい即刻直します!!本当にありがとうございます!そしてすいません! (2020年2月8日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷時雨(プロフ) - 「にひゃくろくじゅうに」の所で清光が清松になってますよ! (2020年2月8日 20時) (レス) id: d4ecd76fec (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます!応援して頂けると本当に力になります!頑張りますね! (2020年1月13日 16時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!!頑張ってください!!!!! (2020年1月13日 10時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» ありがとうございます!受験も作品も、若いからこそ出せる熱量で頑張っていきます!今作品でも何卒宜しくお願いしますね! (2020年1月13日 8時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月12日 21時

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