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にひゃくごじゅうはち。 ページ20

白夜 「______それからついに、Aちゃんと明石が恋人になったんだ。」





 明石の手入れが完了した翌日、明石とAちゃんは、ご丁寧なことに、俺の部屋にわざわざ挨拶までしに来た。なんでも、次郎や乱、清光たちから、俺も二人をくっ付けることに協力していた事を聞いたらしく、感謝を伝えたい。なんて言っていた。

 感謝を言いたいのは此方の台詞なんだがな。え、何故ってそりゃ……ネタが増えるだろう?



 その日は、俺の提案で宴会となった。皆にお祝いされて、二人は顔を真っ赤にしていたけれど。二人がくっついたあの日に感じた少しの寂しさは、途端に消えて無くなっていた。





白夜 「凄く……嬉しかった。結局、寂しいって気持ちの正体は分からなかったんだけどね。」





 へらりと、ガラス越しの彼女に笑い掛ける。彼女、基咲ちゃんは少しだけ苦しそうな顔をした後に、にこりと微笑んで、「おめでたいことですね。」と言った。

 もう随分前のことになるが、俺はあの事件があった日から、政府で監視対象となりながらも、もう一度審神者の訓練を受けている咲ちゃんの元に、週一程のペースで訪れていた。最初は困惑していた彼女だけれど、日に日に笑顔が増えていって、今では普通に笑ってくれている。




 内緒なのだが、彼女の笑顔を見ることが一種の俺の楽しみになりつつある。最初本丸に来た頃の彼女は、術やらなんやらで加工されていたけれど、今俺の目の前にいるのは、本当の彼女だ。

 優しい子で、ころころと表情が変わる、年相応の可愛らしい子だった。政府の役人から聞いた話だけれど、彼女は真面目に訓練に取り組んでいるらしい。お陰で、今の彼女の霊力は、とても澄んだものに変わった。





白夜 「君も、もう少しで此処を出れるかもね。」

咲 「政府を出たら、また何処かの本丸に研修に行くみたいです。」

白夜 「それなら俺の((役人 「白夜様、お時間でございます。」_分かった。じゃあまた来るね。」





 咲ちゃんに手を振ると、彼女はまたにこりと笑って手を振り返してくれた。これが、今の俺と彼女のちょっと不思議な関係だ。
 

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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 碓氷時雨さん» なんですって?! ごめんなさい即刻直します!!本当にありがとうございます!そしてすいません! (2020年2月8日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷時雨(プロフ) - 「にひゃくろくじゅうに」の所で清光が清松になってますよ! (2020年2月8日 20時) (レス) id: d4ecd76fec (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます!応援して頂けると本当に力になります!頑張りますね! (2020年1月13日 16時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!!頑張ってください!!!!! (2020年1月13日 10時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» ありがとうございます!受験も作品も、若いからこそ出せる熱量で頑張っていきます!今作品でも何卒宜しくお願いしますね! (2020年1月13日 8時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月12日 21時

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