【刀剣乱舞】来派のお色気刀剣女士 柒。

にひゃくごじゅういち。 ページ13

乱 「明石さんがｯ、勇気振り絞って告白したってのに、返事をしてない〜ｯ？！」

加州 「も、もう今すぐしてきなさいｯ！！」

A 「へっ、えぇ……？！」





　顔の整った人の怒った顔は普通の人よりも恐ろしいと言われているけど、あの噂は本当だったんだな。と痛感。只今、怖い顔をした加州くんと乱くんに怒られています。

　______それはね、国行が凄い勇気を出して私に告白してくれたのは分かってるわ。だから私もなるべく早く返事しなきゃっ、て思ってるわよ、思ってるけど〜！！





A 「は、初めてのことだから……恥ずかしいのよ……それに、国行のことを恋愛対象として見れているのかすらも、分かんないんだもの。」


乱 「こりゃ無自覚決定だね……。じゃあ今から、ボクがAさんに質問するね。少し恥ずかしくても、ちゃんと本当のことを答えてよ？

　まず、明石さんが他の女の人と一緒にいたらどう思う？」





　国行が他の女の人と？ そんなのなんとも思うわけない。そうやって答えようとしたとき、私は一瞬躊躇った。

　本当に、本当にそう思うのかしら。国行が他の女性と、例えば別の本丸の私と一緒に居たら……？





A 「…………嫌。」

乱 「二つ目、明石さんと逢引してる時、どんな気持ちだった？」





　乱くんにそう問われ、私はつい数日前のことを思い出した。国行と映画を見て、お揃いのねっくれすを買って、夕餉を一緒に食べて、きらきらを見て…………。国行はずっと、私が嬉しい、楽しいって思えるような場所に連れて行ってくれた。

　だから______、





A 「国行のお陰で、凄い楽しかった。」

乱 「最後の質問ね、明石さんに告白された時、素直にどう思った？」





　国行が私に想いを告げてくれた時、国行の腕が震えていたのを見た。多分、「今の関係が壊れたら」って思ってたんだと思う。沢山迷って、葛藤して、それで、私に告白してくれた。

　そんなの、





A 「嬉しかったに決まってるじゃない……。」









　もう、確定じゃない。



　私は、国行のことが好き。

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