ひゃくはちじゅうきゅう。 ページ32
なんとか襲いかかってくる人たちをすり抜けて、咲の霊気が濃い方へと足を進めていった。
本当なら、私たち刀剣の本体が保管されている部屋までの道のりを主さまから無線で伝えてくださるはずだったのだけど……、国行がゆうには、この政府本部に入った瞬間から主さま、つまり本丸との通信が切れてしまったらしい。
短い間だったけど、仮にも同じ屋根の下で暮らしていた咲のこのねっとりとした霊気は嫌でも覚えていて、咲が今、何処あたりにいるのかはっきり分かった。
国俊を先頭にひたすら走る。
次の瞬間、パチンっ！！と大きな音が鳴った後、床に転がっていた刀剣が一瞬で人間の姿へと変わった。
刀剣男士たちは何が起きているのか分からないみたいだったけれど、本部の中を全力疾走している私たちを見て、一斉に刀を向けてきた。
明石 「うっわぁ……面倒なことになってしもた……。」
蛍丸 「どうするの？ 流石にこれだけの人数相手にするのは……！」
愛染 「こいつらは正気みたいだ、話せば分かるんじゃないのか？！」
A 「手続きを済ませず本部内を歩いている者は皆敵とみなされるの！」
ジリ、と後ろに一歩下がった途端刀剣男士たちが一斉に襲いかかってきた。
私も鞘から刀を抜いて、応戦しようと構えた。けれども、来ると思っていた衝撃はいつまで経っても来ず、かわりに＿＿＿、
博多 「主役は遅れて登場ばい！」
乱 「愛染くんたちは先に行って！」
今剣 「みならいのおなごまではもうすこしです！ ぼくがまもりぬきます！」
前田 「僕もお供いたします！」
頼もしい応援部隊が到着したみたい。
けれどもこちらの合計な８人。
相手方はここにいる刀剣全員……、数が違い過ぎるわ。
太鼓鐘 「足止めは任せておけっ！」
信濃 「やぁーっと出番だ……！」
堀川 「長曽根さん、行きましょう！」
長曽根 「あぁ！」
日本号 「ここから先は、通さねえぜ？」
突如現れた穴＿多分主さまがげーとを出現させたんだわ＿から、思ってもみなかった援軍の到着……ってとこかしら。
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます！なんとか終われて安心しています！これからも精進して行きますので、何卒宜しくお願いします！ (2019年11月17日 21時) (
レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます…！咲ちゃんの恋が仄めかされてめちゃめちゃニヤニヤしてますwww(お相手は何となく予想してますが、夢主ちゃんだったら面白そうですね)これからも楽しみにしてます！ (2019年11月17日 18時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - これからも応援お願いしますね……むふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 暁さん» むふふふ……どうですかねぇ、おちますかねぇ……うふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - こうして、見習いちゃんは 恋におちていくんですね！！ 私わかりますよ！作者さん！！ これからも応援してますよっ！ (2019年11月11日 0時) (レス) id: f3a52100c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年9月23日 22時
