ひゃくはちじゅうよん。 ページ26
咲の最終的な目的(もしかしたら最初からだったかもしれないけど)は、政府の本部に侵入し、そこで保管されている私の本霊を壊すことにあったのだ。
目的が他に勘づかれることのないよう、私を誘拐したということなのだろうか。全ては、私を壊すため。
この咲の本丸は、何故か政府本部の近くに在った。その理由も、本部に侵入しやすくするためなのだろう。
これは、一本取られたわね＿＿＿。なんて、冗談でも言えたら良いんだけど、生憎今の私は、“もしかしたら自分が消えてしまうかも”ということしか頭にない。
A 「本霊…………？ それじゃあ私、ここで死ぬってこと？ 私だけじゃない、他の本丸に居る私も……、私のせいで……＿＿＿？」
カタカタ、と身体が震えているのが分かった。
まだ私一人だけが消滅するなら、まだ救いようはあるわ。でも、本霊、が折られてしまえば、今も何処かで幸せに暮らしているであろうA国華たちも消えてしまうのだ。
私が咲と関わったばっかりに＿＿＿。
愛染 「＿＿Aのせいじゃない。」
A 「くにとし…….。」
私の肩にぽん、と手を置いて言う国俊。「ありがとう。」と彼なりの気遣いに感謝を伝えようと口を開こうとしたその時、
愛染 「俺が止めてくる！！！！！」
真剣な眼差しでそう言うと、国俊は私に背を向け、咲の本丸よりも更に奥、政府の本部に向かって走り出した。
待って＿！ 手を伸ばしても、国俊の機動には敵わなくて、空を切るだけだった。
国行や長谷部さんたちも止めようと手を伸ばしていたけど、それをするりと抜け、国俊は一人で行ってしまった。
すると、国俊の後ろ姿を黙って見ていた短刀の皆が、
乱 「ボクも行く！ Aさんが消えちゃうなんて嫌だもん！」
今剣 「A様は、僕とこれからもいっしょに遊ぶというにんむがあるんです！ にんむほうきはだめです！」
前田 「僕も行きます。Aさんは、本丸に必要な存在です＿＿＿！！」
博多 「もちろん、俺も行くばい！ 愛染しゃんにとっとと追いついて、五人で突撃するたい！」
と言うや否や走り出した。
皆、しっかり前を見据えて＿＿＿。
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます！なんとか終われて安心しています！これからも精進して行きますので、何卒宜しくお願いします！ (2019年11月17日 21時) (
レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます…！咲ちゃんの恋が仄めかされてめちゃめちゃニヤニヤしてますwww(お相手は何となく予想してますが、夢主ちゃんだったら面白そうですね)これからも楽しみにしてます！ (2019年11月17日 18時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - これからも応援お願いしますね……むふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 暁さん» むふふふ……どうですかねぇ、おちますかねぇ……うふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - こうして、見習いちゃんは 恋におちていくんですね！！ 私わかりますよ！作者さん！！ これからも応援してますよっ！ (2019年11月11日 0時) (レス) id: f3a52100c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年9月23日 22時
