ひゃくななじゅうご。 ページ17
そして明石国行もまた、A救出という終着点の前に立ちはだかる大きな壁にぶつかった。
長い長い廊下を、奥で蠢く黒い影目掛けて走っていた明石は、影目前という所で敵の攻撃を受けた。
敵の数は二体と少ないが、苦無、そして高速槍というなんともめんどくさい組み合わせだった。
明石 「次から次へと……、自分らの邪魔してきますなぁ！」
太刀の中でも速い部類に入る明石だが、高速槍、そして苦無の速さに勝ることはできない。
攻撃を入れることはできるが、それよりも先に、自分の体の傷が増えていった。
しかもこの二振りの遡行軍は、普段の合戦場に出現する遡行軍よりも格段に強い。
あっという間に中傷まで追い込まれた明石。
息を切らせながらも、己を振るい続ける。しかし、体力も削がれ、身体の動きが遅くなっている今、攻撃は避けに避けられる。
しかし敵の速さは鈍ることなく、明石の身体に傷をつけ続ける。
明石 「っはあ……くそ、なんやこいつら……、いくら自分が体力切れしとるからって、ここまでの、戦力差が……、あるわけっ、ないやろ……。」
背後に大きく飛び退きなんとか攻撃をかわした明石。しかし高速槍と苦無は迫ってきており、あと数秒もすればこちらに到着する筈。
明石 「あかん……、ここでへこたれるわけには、いかんっ！」
視界がくらりと揺れる中、明石は立った。
そしてその時、槍と苦無、双方の影が異様な形をしていることに気付いた。
(影が伸びてる……、まるで、“ 何かと繋がってる ” みたいや。)
明石 「ッ繋がってる??!!」
バッ！！！ と顔を上げた明石。
その時にはもう既に槍と苦無は目の前にいたが二振の攻撃をかわし、一旦薙ぎ払うと、また大きく飛び退いた。
明石 「……奥で動いとるおっきな影とこいつらの影が繋がっとる。こいつらの馬鹿力、神気、霊力の類を、あの影が送ってたんや。
あの黒いのは、見習いの霊力の塊。
どうもおかしい思ってたんや、道中遭遇した堕ちた刀剣男士の力、ほんでこいつらの力。
ぜんぶ、あの影か。」
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます！なんとか終われて安心しています！これからも精進して行きますので、何卒宜しくお願いします！ (2019年11月17日 21時) (
レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます…！咲ちゃんの恋が仄めかされてめちゃめちゃニヤニヤしてますwww(お相手は何となく予想してますが、夢主ちゃんだったら面白そうですね)これからも楽しみにしてます！ (2019年11月17日 18時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - これからも応援お願いしますね……むふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 暁さん» むふふふ……どうですかねぇ、おちますかねぇ……うふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - こうして、見習いちゃんは 恋におちていくんですね！！ 私わかりますよ！作者さん！！ これからも応援してますよっ！ (2019年11月11日 0時) (レス) id: f3a52100c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年9月23日 22時
