【刀剣乱舞】来派のお色気刀剣女士参。 (ページ7)

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はちじゅうろく。ページ7

翌日、出陣や遠征はお休みで、この本丸にいる刀剣皆が大広間で見習いを待っていた。

主さまが言うには、見習いの到着は昼前、１０時あたり。なのだけれど、それより一時間ほどたったのにも関わらず、見習いは現れない。

同田貫「おいおい、こんな遅くなるってあんのかよ。」

御手杵「まぁまぁ、何か事故とかがあったのかもしんないし……。」

因みに、大広間に主さまは居ない。見習いを迎えようと、本丸の玄関でかれこれ一時間待っていらっしゃる。

見習いは女の方だと聞いている。

それは確かに、女の子は身支度に時間がかかってしまうもの。初対面ならなおさら綺麗にしたいのでしょう！

けど！数分の遅れはまだしも、一時間の遅れなんて、もし、なにか不具合があったとしたなら、連絡くらい入れても良いじゃないの！

恐らく今の私は酷い顔をしているのだろう。

蛍丸「？ Aの顔が真っ赤だ、蛸みた～い！」

ぷく、と頬を膨らませて怒る私を落ち着かせるためか、それともただ思ったことを言っただけなのか分からないけれど、むにぃ～っと蛍が私の頬を引っ張った。

国俊も「風船みたいだな」と笑ってつんつんと人差し指で私の頬を突っつく。

愛染「A、こういう時こそ笑顔なんだって、物吉がよく言ってるぜ？」

A 「笑顔…….……。」

蛍丸「Aは笑顔の方が良いよ、国行もAの笑顔に惚れむぐうっ？！(明石「国俊と蛍丸の言う通り、笑顔が一番や。」…………国行。」

３人に言われ、少し気持ちが落ち着いたみたいだ。

そうそう、以前私が隊長をつとめた部隊が遠征に失敗した時、私のせいだと無駄に落ち込んでいた。

そんな時、同じ部隊に編成されていた物吉くんに、「こんな時こそ笑顔ですよ！」と励まされた事があったんだった。

そうよね、もしかしたら連絡ができないような状況に陥ってしまったのかもしれないし、笑顔で待ちましょう。

よし！と心に決めた丁度その時、大広間の襖が開いた。

まずは主さまが大広間の中に、続いて入ってきたのが見習いだった。

待って見習いの化粧凄いわ。