ひゃくじゅう。 ページ31
しばらく睨み合っていた私と見習いさん。
丁度その時、外から部隊__恐らく遠征組みであろう__が帰ってきたことを知らせる鐘がなった。
すると、三日月さんが「見習い殿」と声をかけ、続けてこう言った。
三日月 「遠征部隊が帰ってきたようでな、見習い殿に出迎えていただけなかろうか。部隊の見送り出迎えも、審神者の一仕事だ。」
咲 「っそうですよね! 私、お出迎え行ってきます!」
三日月さんに言われると従うしかないみたいね。
けれど何故かしら? 前は恋する乙女のように顔を蕩けさせていたのに、今では恐怖の表情も見受けられる。
私が知らないところで、三日月さんと何かあったのかしら。(ひゃくいち。 参照)
見習いさんは、私の横を通る際、小さな声で「邪魔してんじゃねぇよ。」とだけ呟いた。
もう、怖いわねぇ。あの声色の低さ、女子が出す高さじゃないわよ。
なんて考えながら、見習いを遠ざけてくれた三日月さんに「ありがとうございます。」と礼を言った。
三日月 「うん? 俺は何もしてないぞ、ただ、見習い殿には早いところ審神者になって欲しいからなぁ。(訳:早く研修期間が終わって本丸から出てってくれないだろうか。)」
A 「ふふふ、三日月さんは優しいお方ねぇ。」
三日月 「はっはっは。」
鯰尾 「(骨喰、あの2人、もしかしてとても難易度な会話をしているんじゃ……?)」
骨喰 「(さぁ、俺には分からん。何故なら記憶が無いから……。)」
鯰尾 「(それ記憶関係ない気がするけど……そうだよねぇ。)」
A 「さて、毛並みを整えましょうか。」
と、意気込んだは良いものの、結局馬には否定され、落ち込む私であった。
なんでなのよ花子(←馬の名前)……! 私の何が嫌いだというの?
花子という名前が気に入らないのかしら。それなら早急に改名する必要があるわね。
馬との仲を良くしないと、以前のように振り落とされるかもしれないからね。
A 「そうね……花子が嫌なら、貞子とかどうかしら?」
馬 「(あ?)」
A 「貞子も嫌なのね……それなら伽倻子とかいかが?」
馬 「(あ?)」
鯰尾 「(あれ……貞子に伽倻子って確か。)」
A 「あっ! なら俊雄とか」
鯰尾 「なんで怨霊固定なんですか」
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通りすがりの黒魔道士A - ぴのさん» むふふふそうでしょう何故なら白夜さんは私の分身ですから!!ごめんなさい調子乗りました笑 (2019年8月2日 22時) (レス) id: 731b8b8a7b (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 白夜さんかっこよすぎか!俺の刀剣は、欠けさせないってイケメンか! (2019年8月2日 12時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの黒魔道士A - 無花果(文アル,刀剣乱舞好きの元Na-na)さん» いやもうほんとに……何処おぉぉぉ??!! (2019年8月1日 22時) (レス) id: 0b7cab0fb0 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(文アル,刀剣乱舞好きの元Na-na)(プロフ) - はっはっは、私の千代ちゃんも何処へ行ったんだ…← (2019年8月1日 0時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの黒魔道士A - モンテスキュー(仮)さん» はぁぁぁぁぁい!!!!!続編にございます!!!!!応援ありがとうございまぁぁぁぁぁす!!!!! (2019年7月31日 23時) (レス) id: 0b7cab0fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2019年6月8日 22時