【刀剣乱舞】来派のお色気刀剣女士参。 (ページ22)

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ひゃくいち。ページ22

どうやって、なんと言えば皆に信じてもらえるか、ぐるぐると考えてはいるけれど、この変な霧のせいでいい考えが全く思いつかない。

どうしようどうしよう、と考えれば考えるほど、無言の時間が増えるほど、疑いの視線は強くなっていく。

そして、私の頬を流れる血は一向に止まらず、床を紅く染め続ける。
手で拭えないのである、動かさせないから。

なす術なし？と負の感情に支配されそうになった時、

三日月「Aや、本当に其方がやったのか？」

髭切「嘘はつかないで、本当のことを言ってみて。…………だいじょうぶ、僕らは君の味方だよ。」

私と視線を合わせてゆっくり、優しく言葉をかけてくれる二振り。

生暖かい血とは違う、暖かい透明な雫が流れそうになったけれど、それより先に私の口は、助けを求めるかのように動いていた。

A 「私はっ…………やってない！」

咲「嘘つかないで下さ＿＿＿＿」

髭切「君はちょっと黙っていてくれるかい？」

咲「…………」

三日月「其方の言葉、信じよう。」

優しくにこりと笑った三日月さん。

「え…………？」私が疑問を口に出した瞬間、パンッッ！と三日月さんが手を大きく叩いた。

すると、先程まで私の身体を襲っていた脱力感は綺麗さっぱり消え、思考力を奪っていたモヤも晴れ、何より身体が自由に動かせるようになった。

そう、脱衣所を覆っていた霧が一瞬のうちに消え去ったのである。

白夜「おぅ……？俺は何故脱衣所に……ってAちゃん怪我してるうううぅぅぅ？？！！

誰かあああぁぁぁ手入れ部屋空けてえええぇぇぇ！！！！！」

A 「えっちょ主さまッ……ってきゃあああああああああ？？！！」

意識がはっきり戻った主さまは、顔から血を流す私を見て、何を思ったのか私を担いで全力疾走をし始めた。

清光「主待って俺何が起きたのかさっぱりなんだけどおおおおおおおお？？！！」

燭台切「僕もだよ、主くん待って！それと廊下は走っちゃダメだよ！！」

三日月「見習い、霧と同時に俺と髭切、Aとお主以外の記憶を消した。

次、Aに手を出した暁には……＿＿＿＿そうさなぁ、永遠の苦しみを与えてやろう。」

咲「ヒッ……！」