弐 ページ24
清麿 「Aさんみかんいる？」
A 「あ、ちょーだーい。」
清麿 「はい、どうぞ。」
水心子 「清麿とA国華は、そんなに仲が良かったか？」
おこたが気持ち良くてぐでっとなる私に、みかんをとってくれた清麿くん。それを見ていた水心子くんが、首を傾げてそう聞いてきた。私は清麿くんがみかんをとってくれるというからそれに甘えたのだけれど、仲が良いように見えたのかしら。
でも確かに、水心子くんと清麿くんが本丸に来た頃よりかは、複数回清麿くんと当番や任務が重なることもあったことから、仲良しになったのかもしれないわ。
清麿 「手合わせや遠征で何回か一緒になったんだよ。」
水心子 「そうだったのか。」
A 「そういえば水心子くんと一緒になったことないわね。」
なんでかしらね、と頸を傾げると、隣の清麿くんがこっそりと、
清麿 「水心子は女性に慣れていないんだ。」
と、教えてくれた。「あらあら、そうなの。」と笑うと、水心子くんが「なんだ。」のジト目で見つめてきた。清麿くんと顔を見合わせて、
清麿 「なんでもないよね〜？」
A 「えぇ、なんでもないわよ。」
水心子 「それは完全に何かあるだろう！」
ぷんぷんと怒る水心子くんがとても可愛かった。息子に欲しいわ。その後も水心子くんになんだなんだと詰められたが、誤魔化し続けた。それにしても、女性に慣れてないなんて可愛らしいわね。
水心子くんの頭に手を伸ばしてポンポンと撫でると、「子供扱いをするな！」と怒られてしまった。
水心子 「確かにA国華よりかは若いが、私もれっきとした大人だぞ。」
A 「そうね〜、こんなカッコいい子供居ないわよね〜。」
水心子 「な、なっ、ななななっ？？！！」
清麿 「顔が真っ赤だよ、水心子。」
水心子 「赤くない……！」
A 「ぱぷりかみたい。」
清麿 「そこはとまとじゃないんだね。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絵里奈(プロフ) - 受験ですか…！大変だと思いますが、頑張ってください！応援してますね！ (2020年3月10日 17時) (
レス) id: fc96f27cb2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 銀さん» 了解致しましたっ！リクエストありがとうございます！ (2020年2月1日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
銀 - またまたリクエスト…続きのお話をお願いしたいです！あの一件で仲良くなった後、戦場にニ振りで出陣して戦う話をお願いします。…あ！続けてのリクエストなので、可能でしたら…という事で！ (2020年2月1日 18時) (レス) id: a528b4582c (このIDを非表示/違反報告)
銀 - 読ませていただきました！山鳥毛さんやっぱ格好良いですね！有難うございます！(´▽｀) (2020年2月1日 18時) (レス) id: a528b4582c (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 裕大@病み中低浮上さん» 了解致しました！リクエストありがとうございます！ (2020年1月24日 18時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年12月3日 20時
