肆 ページ37
男の子を追って私たちがたどり着いたのは、人が沢山集まっているお店の目の前。
そこで男の子はある女の子と合流していた。
「国行、今日は随分とオシャレね。」
「Aの隣歩くのに、そこら辺の服装やと浮いてしまうからなぁ。」
「なぁにそれ、どういうこと？」
「Aと釣り合う格好しなかんって思っただけや。」
楽しそうに話す二人をぼーっと見れば見るほど、男の子は国行に、女の子は私に見えてくる。
自分で言うのもあれだけれど、刀剣男士、刀剣女士というものは、非常に顔が整っていることが特徴。
その刀剣に似ている彼等も、当然のごとく美しい顔立ちをしていて、あそこだけこう、周りの空気が違うような感じがする。
明石 「こうも似てると、鏡見てるみたいで変な感じやなぁ……。」
A 「多分……似てるんじゃなくて、彼等は私たちよ。」
明石 「……あぁ、自分もそんな感じはしてたけど、生まれ変わりってほんとにあったんやな。」
あれは確実に他本丸の私たち。けれど１つだけ、１つだけ確認したいことがわたしにはあった。
多分国行も薄々感じているとは思うけれど、あの男の子から感じる気が、一年前刀を交えた、あの堕ちた国行と似ている、というより、同じのような気がする。
ということは、女の子の方は折れた私ということになるんだけれど……何か確証を得れるものが無い。
「国行、そろそろ行きましょ。」
「ん、分かった。」
「今日のためにお店予約してくれたってきいたわよ。」
「誰にきいたんそれーーっ！！」
「ふふふ。」
そうこう考えている間に、二人はお店を離れようとしている。
どうしよう、時間的な問題でもう彼等を追いかけることは不可能。
うぅん……諦めるしかないのかしら。
明石 「そろそろ帰ろか、獅子王はんたちも待ってるわ。」
A 「えぇ、そうね。」
二人に背を向けようとしたその時、不意に女の子が振り向いた。
女の子の視線は確実に私と合っていて、彼女はにや、と笑みを浮かべた。
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» 素敵なリクエストありがとうこざいます！ まったく、体育祭中に何を考えているんですか最高ですありがとうこざいます (2019年9月13日 22時) (
レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
絵里奈(プロフ) - またリクエストいいですか？本丸のみんなで運動会をして欲しいです！審査員と司会実況は白夜さんと茅野さんで！国華に借り物競争して貰って、大切な人と書かれた紙を持って国行or来派or主様連れて走ってたらいいなと…いう体育祭中の思い付きです (2019年9月11日 6時) (レス) id: 960d967039 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» それは良かったですうぅ……！こちらこそありがとうございました！ (2019年8月29日 22時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
絵里奈(プロフ) - わぁ良かったですよ！来派可愛い！私この小説見てて来派落ちました！リクエスト応えてくださりありがとうございました！ (2019年8月29日 6時) (レス) id: 960d967039 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 明石は俺の嫁さん» カラオケ！良いですね萌えますね笑 素敵なリクエストありがとうございます！ (2019年8月27日 22時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年6月9日 21時
