【刀剣乱舞】 来派のお色気刀剣女士 番外編。

参 ページ16

愛染 「うおおおっ！ 重てえええぇぇ！！」

蛍丸 「頑張れ国俊！ あと１０秒！」




明石 (燭台切はん、写真お願いしますわ)

燭台切 (任せて！)




パシャパシャと写真を撮る音が聞こえてきた。
きっと国行が燭台切さんに頼んだのだろう。

「うおおおぉぉ」と混ぜる国俊。蛍爆笑してるし。



そして私の手元にある “ たいまあ ” とやらがピピピピピ、となった。
すると国俊と蛍が代わり、蛍が混ぜることとなった。




蛍丸 「あっ、確かに重い。」

愛染 「だろ？」

蛍丸 「うん。」




とか言っときながら何食わぬ顔で手を動かしている蛍に、さすが大太刀……。と歌仙さんが呟いたのが聴こえた。





・





混ぜ終わった生地を１５分ほど蒸して、蒸し終わったら平らなところに置いてこねる。

生地が平らになったら、餡子やら小豆やらを包めるくらいの長方形にするため、包丁を入れるのだが、なにぶん量が多い。
そのため、広がったり生地を４等分にして、それぞれが包丁を使い、生地をかっとすることにした。


ちなみに、蛍と国俊が使っている包丁は、子供用包丁です。




蛍丸 「んー、使いにく〜い！」

愛染 「短刀と同じ感じで使えるなこれ！」




と、さっきとは立場が逆転していて、普段短い刃を使っている国俊は楽々と切っているのだけれど、普段は大きい刀を使っている蛍には難しいみたいだ。

私は料理を手伝うから割とはやく切れるのだけれど、国行はどうかしら。
と、左隣で黙々と切る国行を見る。




A 「あら意外、私より進んでる。」

明石 「あぁ、自分内番さぼってる時とか、よう料理当番手伝わされてたんですわ。」


蛍丸 「ていっても一年以上前のことじゃない？」

愛染 「国行がさぼらなくなった時くらいからだもんな。」




「今となっては懐かしいなぁ」としみじみ語る国行。後ろを振り向くと、燭台切さんと歌仙さんは２人揃って親指を立てた。


へぇ、私が来る前はそんなことがあったのね。

それは速いわけだわ、国行あと４分の１くらいで切り終わりそうだもの。

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