我が彼氏スザク！に！【コードギアス】 (ページ12)

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R2 12話ページ12

ｽ「なるほどね...僕のいない間にそんなことがあったのか」

先輩との一件を一通り聞き終えたスザクは静かにため息をついた

ｽ「でも大丈夫だよA。もう離れないから。Aが嫌な思いすることがないようにずっとそばにいるから」

スザクは私を安心させるように微笑む。
てっきり怒られたり呆れられたりすると思っていた私は少し驚いた。そしてそれはルルーシュも同じようだった

ｽ「？なんでそんな顔してるんだ2人とも？」

貴『いやその...呆れたり...しないのかなって』

ｽ「僕がAに？なんでそう思ったの？」

貴『だって、知らない人に迂闊についてって、自分の身すら自分で守れないようじゃ...』

ｽ「相手は先輩だし男だもん。たしかに凄く心配だしアンドレアスに嫌悪感抱いたし今すぐ殴りに行きたいけど」

ﾙ・貴「『...』」

ｽ「なによりAが無事でよかったって思ってるよ。僕の目が届けば守れるしね。だからルルーシュ、僕の留守にAを守ってくれてありがとう」

ﾙ・貴「『スザク...！！！』

言ってから、少し恥ずかしそうに頬をかくスザクに私は胸がいっぱいになった。そしてそれはルルーシュも同じようだった

ﾙ「スザク...成長したな...。前まではAに話しかける男全員ぶちこ○すって顔で見てたのにな...。正直俺はこの話を聞いてアンドレアスの元に殴り込みに行くお前をどう止めようか269パターンまで考えていたところだ」

ｽ「そんな考えなしな行動しないよ！...ていうかそんな顔してる？」

ﾙ「ああ。だいぶ酷い顔をしている。それにAのことになると考えなしだろうお前は」

2人のいつも通りの会話に顔が綻ぶ。そしてその綻びと共に口から言葉が滑り出す。...本当に深い意味はなかったし言うつもりもなかったのに。冗談八割で言った言葉は言ってはいけない言葉だった

貴『話しただけでこ○されちゃったら、私の体育着にイタズラなんてした日にはどうな』

ﾙ「ばっ...お前...！」

ルルーシュが大慌てで私の口を塞いだが遅かった。
スザクの目が鋭い光を帯びながらスっと細くなる

ｽ「その話。詳しく聞かせてもらってもいいかな？」