我が彼氏スザク！【コードギアス】 (ページ26)

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24話ページ26

ルルーシュside

俺とシュナイゼルを載せたリムジンが別荘へ到着し、彼の書斎の一角らしい部屋に通される。
相変わらず謙虚さを出しながらも豪華絢爛な調度品を並べる部屋を見て俺は目眩がする

ｼｭ「それでルルーシュ。わざわざ日本から飛んできて私に話とは一体なんだい？」

シュナイゼルがソファに腰掛けながら尋ねてくる。
...聞かなくてもわかっているくせに、とやはり相変わらずな意地の悪さに静かにため息をつく

ﾙ「他でもない、Aとスザクについてです」

ｼｭ「ほう？」

ﾙ「率直にお聞き致します。なぜスザクをあんな極西の地へ送り込もうとお考えになったのですか。Aとスザクが深い中というのは重々承知のはず」

俺もわざと分かりきっているであろう回答を淡々と並べてみせる。

ｼｭ「そりゃあ、大前提として彼は軍人であり貴重なランスロットのパイロットだからね。大きな紛争をその力をもって制圧して欲しいと思うのは当然のことだと思うけれど？」

ﾙ「他に適任がいるかと。ナイトオブラウンズに、スザクよりも有能なパイロットがいるでしょう。そんな大きな紛争地帯ならば、一軍人でなくラウンズを向かわせるべきでは？」

ｼｭ「...ラウンズは忙しい。皇帝直属の騎士では私の一存で紛争地帯に送り込むことは出来ないからね」

ﾙ「嘘ですね。兄上が一言ラウンズを借りたいと仰れば皇帝陛下は喜んで貸し出してくれるはずです。俺が何も調べずにここまで来たとお思いですか？」

にこやかに微笑みながら話を進めるが、流れる空気は絶対零度のごとく冷たい。
ここで押し負けるわけにはいかない。何よりAを泣かせる結果になる。申し訳ないが、ここはAの名前を使って多少ゴリ押してでも...

ﾙ「それに兄上。スザクがもし万が一命を落とすようなことがあったとして、1番心を痛めて涙を流すのは誰だとお思いですか。あなたの最愛の妹であるAなのですよ？それが分からない貴方ではないでしょう。考え直してください。」