ド派手な継子 弐

漆拾話 道中 ページ23

「あっ、不死川さん。」

「……なんだ、てめぇか…」



機能回復訓練に励む炭治郎の相手をする為に蝶屋敷に向かっていれば柱合会議ぶりの不死川さんがいたので声をかけた。

そしてすごい嫌そうな顔をされた。私、結構年上に愛されるタイプの女だと自負しているんですけどね。



「不死川さんはこれからどちらへ？」

「任務だ。てめぇは？」

「蝶屋敷に行くとこです。ほら、貴方に頭突きをくらわした隊士のところです」

「誰から聞きやがったァ？」

「師匠です。」

「宇髄殺す。」




会話して一分で師匠の殺害予告がされてしまった。



「師匠は殺してくれても構いませんが、さっきの子は不死川さんの弟ですか？」

「俺に弟はいねぇ。」

「いや、あの人を殺すような目は完全に不死川さんの遺伝を感じますよ。」

「まずてめぇを殺してやろうか。」

「こわ。」




師匠と弟子諸共殺されちゃう。

実はさっき不死川さんが私の同期であるあの刀欲しがり坊やを追い払っているのを見てしまった。

まぁ、それぞれの家庭の事情があるのだしやたらに首を突っ込むものでは無い。

それに不死川さんからは本当に忌み嫌ってる感じはしなかった。怒ってるけど……




「まぁ、尖ってるのもいいですけど後々黒歴史になるんですから取り敢えず笑おうぜ。」

「お前が死んでくれたら嫌でも笑うわ。能面つけた無愛想女にんな事言われたくねぇ…」

「私が笑ったらスケベな貴方は死んじゃうでしょ。」

「頼むから苦しんで宇髄諸共死んでくれぇ。」





口ではこんな酷いことを言うが頭は撫でてきたりと不思議な人である。



「他の柱は謝りに来たのかよ」

「まだ胡蝶さんと甘露寺さんにしか謝られてないですよ。」


というか二人はそこまで悪くない。つうか全然悪くない。

謝るべきは蛇柱と炎柱だろう。まぁ、私の顔が一番悪いんだけど。



不死川さんとはあの後すぐに別れて再度蝶屋敷に向かう為歩みを進めた。





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最近ギャグが少ない……


番外編作ろうと思うんですけどどうですかね？

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