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陸話 破壊力抜群 ページ7

「いっ!」

「ごめんねAちゃん。つい熱くなっちやって…」

「いえ、むしろ私の訓練を手伝ってくださりありがとうございます。」

「Aちゃんを強くするためにと思って気合い入っちゃって…」

「大丈夫です。ただ今度からはやる気と殺る気を履き違えないでくださいね。」




下手すりゃ鬼に襲われた時より死を間近に感じた。



「ごめんねぇ!Aぢゃあ"ぁん!」

「本当に大丈夫なので顔中の液体を私に付けないでください須磨さん。」




殺されかけたりもするがなんだかんだ師匠のお嫁さんとは上手くやっていけていると思う。



「よし、お終い!痛いとこはない?」

「はい。手当してくださりありがとうございます。」



雛鶴さんにお礼を言えば彼女は柔らかい笑みを浮かべる。

それがなんだか母に似ていて安心する。




「ところでAはいつまでそのお面つけてんの?」

「え?」

「天元様から話は聞いてるけどやっぱりAちゃんの素顔がすごい見たい!」


期待に目を輝かせる三人。

しかし師匠から公害認定されているこの顔面を耐性のついてない彼女たちが見てしまえば……

考えただけでも恐ろしい。



「危ないので見ない方が……」

「大丈夫!私たちくノ一だから!」



信用性0。くノ一だろうが忍者だろうがこの顔の前では何も通用しない。



「天元様には私たちから言っておくから!」

「そこまで言うなら…」



面の紐を指で掴む。

子供のようにはしゃぐ彼女達にすごい申し訳ない気持ちになる。

あぁ、どうか3人とも無事でありますように。



紐を引っ張り素顔を晒す。


すると次の瞬間3人とも倒れる。


雛鶴さんはうつ伏せに倒れてまきをさんは顔を林檎のように赤くして倒れる。須磨さんに至っては鼻血を出してしまっている。


「やっぱりこうなるよなぁ…」

「おい、お前ら…」

「あ。」


タイミングの悪いことに師匠も部屋に入ってきて私の顔を見た瞬間動きが止まる。




「この後絶対殺されるな。」


そう遠くない地獄のような未来にため息を吐いた。

漆話 はないちもんめ→←伍話 スパルタな嫁



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ぽてちまる(プロフ) - 夜にコメントしちゃってすみませんでした!!ありがとうございます^ ^これからも楽しく読ませて頂きます!応援してます!! (2020年5月2日 3時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - ぽてちまるさん» 指摘ありがとうございます!恐らくこれで見れるようなったと思います!すみませんm(_ _)m (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - シウさん» 編集遅れました!おそらく見れるようになったと思います…(><) (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
ぽてちまる(プロフ) - 私も見れてないです…(汗)気になる!!^ ^ (2020年5月2日 2時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - イメージ画像が見られません( ; ; ) (2020年4月20日 1時) (レス) id: 4722f65ee6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AOI 3 | 作成日時:2019年11月23日 19時

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