参拾玖話 兄弟 ページ40
鬱蒼とした森の中。此処に夜な夜な鬼が現れて夜道を歩く無邪気な子供を喰らうらしい。
「もうこんなに暗く……こんな時間に出歩く子供も子供だ………」
鬼を探す為に歩き続ければ甲高い悲鳴が聞こえた。
すぐさま向かえば幼い三人の子供が醜い鬼に襲われかけていた。
「稀血ぃ……稀血!」
「醜い。」
―――――――――唄の呼吸 壱ノ型“静寂の余波”
静かに鬼の頸を斬る。
「大丈夫?」
「だっ大丈…能面!?」
あっ、そっか。いきなり能面の女が現れたら普通に怖いか。
「さっきの人も猪の皮を被ってたし……流行ってるんですか?」
「多分流行ってないと思う。」
私の他にもこんな奇天烈なやつがいるのか……
「助けてくださりありがとうございます。僕は清。こっちは正一とてる子です。お姉さんは……」
「吟河A。さぁ、そこまで送ってあげる。」
「ありがとうございます!」
町の方まで送り彼らは最後までお礼を言いながら手を振っていた。
初任務だがあっさり終わってしまった。暇だし森の中から感じる数匹の鬼の気配を頼りに進む。
「女だ……オンナ!」
襲いかかってくる鬼を狩っていけばすっかり日は沈んでしまった。
「今日は屋敷に帰れそうにないな……藤の花の家紋の家に行こう…」
なんでも鬼殺隊なら無償で尽くしてくれるらしい。
「ごめんください。鬼殺隊、吟河Aです。今晩泊まらせていただけけないでしょうか。」
「はい…鬼狩り様ですね。どうぞこちらへ。」
部屋へと案内されてそこからはまるで姫のようにもてなしを受けた。
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ぽてちまる(プロフ) - 夜にコメントしちゃってすみませんでした!!ありがとうございます^ ^これからも楽しく読ませて頂きます!応援してます!! (2020年5月2日 3時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - ぽてちまるさん» 指摘ありがとうございます!恐らくこれで見れるようなったと思います!すみませんm(_ _)m (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - シウさん» 編集遅れました!おそらく見れるようになったと思います…(><) (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
ぽてちまる(プロフ) - 私も見れてないです…(汗)気になる!!^ ^ (2020年5月2日 2時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - イメージ画像が見られません( ; ; ) (2020年4月20日 1時) (レス) id: 4722f65ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AOI 3 | 作成日時:2019年11月23日 19時