参拾伍話 七日間 ページ36
あの後苛立ちが収まりきらず現れる鬼を全て斬っていった。
そしてあっという間に七日間は過ぎ去り初めの集合場所へと戻った。
数十人いた選別に来た剣士たちは私を入れて僅か五人となっていた。
「カナヲ。」
「A……無事でよかった。」
「当たり前だよ。カナヲも無傷……流石だね。」
見ればカナヲは私と同じ様に衣服が一切汚れていない。
他にはおでこの広い少年に、どことなく不死川さんに似てる少年。そして求婚してきた金髪君。見つかったら面倒くさそうなのでカナヲの影にそっと隠れる。
「お帰りなさいませ。」
「おめでとうございます。ご無事で何よりです。」
無事そうなのは私とカナヲぐらいだが………
「死ぬわ、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ……ここで生き残っても結局死ぬわ俺。」
「で?俺はこれからどうすりゃいい。刀は?」
金髪君は相変わらず何かに怯えている。人相の悪い少年は話の催促をする。
「まずは隊服を支給させていただきます。体の寸法を測りその後は階級を刻ませていただきます。」
「階級は十段階ございます。
そして、十段階の上にあるのが師匠、不死川さん、胡蝶さんの階級である“柱”。
彼らがすごい人たちなのだと改めて思う。
「刀は?」
「本日中に玉鋼を選んでいただき刀が出来上がるまで十日から十五日となります。」
「さらに今から
バサバサと音を立てて頭上から鴉達が飛んでくる。
「え?鴉?これ雀じゃね」
ねぇねぇと言いながら金髪くんが訴える。どうやら例外もあるらしい。
私の肩に止まった鴉は至って普通だが。
―――バシッ!
乾いた音が響いた。
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ぽてちまる(プロフ) - 夜にコメントしちゃってすみませんでした!!ありがとうございます^ ^これからも楽しく読ませて頂きます!応援してます!! (2020年5月2日 3時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - ぽてちまるさん» 指摘ありがとうございます!恐らくこれで見れるようなったと思います!すみませんm(_ _)m (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - シウさん» 編集遅れました!おそらく見れるようになったと思います…(><) (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
ぽてちまる(プロフ) - 私も見れてないです…(汗)気になる!!^ ^ (2020年5月2日 2時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - イメージ画像が見られません( ; ; ) (2020年4月20日 1時) (レス) id: 4722f65ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AOI 3 | 作成日時:2019年11月23日 19時