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肆拾壱話 ページ42

「私…先輩の温かくて大きな手も厳しいけど凄く優しいところも大好きです。初めて会ったとき、鬼を憎んで心が真っ黒な私に沢山教えてくれました。さっきの鬼の血鬼術だって不死川先輩がいたから過去に囚われず難なく倒すことが出来たんです。」


「……ッ」


「愛柱になって決意したんです。自分が愛を与えられず苦しかった分皆に平等に愛を与えられる存在になろうと。でもそれなのに先輩はどうしても贔屓しちゃうんです。何をするときも先輩と一緒の時が一番楽しかった。」




頬が濡れた。いつの間にか涙を流していた。



「俺もお前の笑顔が好きだ。努力家で真面目で…最近は少し頭がおかしかったが…それでもそんなお前と一緒にいる時間が一番好きだ。」

「ここ一ヶ月の私の発言と行動には驚きましたよね。」



手を握りしめAは苦笑する。




「一番初めに倒れたとき。既に自分が死ぬことは分かってました。どうせ死ぬし心配かけたくなくて黙ってたんです。」

「言えよ馬鹿野郎…」

「すみません…その時自分の未練を考えたんですけど私は唯先輩から愛が欲しかったんです。」





頭を俺の肩にのせて静かにAは語る。





「愛しかたは分かるんですけど愛され方がどうしても分からなかったんです。それで抱かれるのが一番の愛情表現かなって思ったんです」


「極端すぎだろ馬鹿が……」




ここで初めて彼女がおかしくなった理由を知った。






「……ちょっと移動するぞ」

「えっ?」



彼女を横抱きにして全速力で走る。



そして数分で目的地に着く。







「すまねぇ。今から泊まれるか?」

「はい。予約もないですし部屋は空いております。」

「ちょっと、先輩?」



着いたのは旅館。

「寒いなか彼処で過ごすより室内で話した方がいいだろぉが。」


今はまだ本音を建前で隠す。


静かに廊下を渡り部屋に入れば既に敷いてある布団の上に彼女を静かに下ろす。





「不死川先輩……」


雰囲気を察したのか頬を赤らめた彼女は不安げに俺の裾を弱々しく引っ張る。



「俺はお前を愛してる。だから









――――猜かれろ、A瓠

肆拾弐話※ちょっとピンク→←肆拾話



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AOI3(プロフ) - チロルチョコさん» 私も生きてて欲しかった……殺して後悔してます(´д⊂) (12月19日 17時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
チロルチョコ - 夢主そこは生きろよばかぁ,,, (12月15日 20時) (レス) id: 03d659cd41 (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - 霊夢先輩さん» 夢主褒めてくださるとすごい嬉しい……理想の彼女像を具現化しましたので(変態は除く) (11月24日 20時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
霊夢先輩 - 夢主ちゃんかわいいい...不死川さんではなく私と付き合いませ(((殴 (11月24日 16時) (レス) id: 905921c9f7 (このIDを非表示/違反報告)
巫癒(ふゆ)VII(プロフ) - 童磨か宇髄さんが良いです! (11月20日 14時) (レス) id: f6efed1c61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AOI 3 | 作成日時:2019年9月21日 14時

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