68 責任 ページ24
「――――――――以上警察としての意見。で、処分云々はあくまで公表すればの話しだワン」
「…………へ？」
公表すれば世間は四人を褒め称えるだろうが、処罰は免れない。一方、公表しなければヒーロー殺しの火傷跡からエンデヴァーを功労者として擁立してしまえる。
汚い話ではあるが、未来へ進む四人の違反をここで握りつぶせる。
だが、それは四人の英断、及び功績は誰にも知られることが無くなるということだ。
「まァどの道、監督不行届きで俺らは責任取らないとだしな」
後者を選べば、四人に対する処罰は無くなるが、指名したプロヒーロー達は結局責任を負わなければならない。
自分たちの身勝手な行動で彼らは……
A達はその重い責任を自覚した。
「………よろしく、お願いします」
「大人のズルで君達が受けていたであろう称賛の声はなくなってしまうが………。せめて、共に平和を守る人間として………ありがとう！」
そんな四人の姿を見て、署長も謝罪と感謝の念を籠めて深く頭を下げたのだった。
￣￣￣￣
「あっ、電話だ………。ごめん、ちょっと出てくるね」
「はい」
警察との話し合いからしばらくすると、緑谷が診察に来た医者と入れ替わるように病室を出て行く。
「それじゃあ、まず雪宮君から診るね」
医者はそう言って、ベッドサイドに近付きAを視診した。
「脈も正常。顔色も悪くない……ただ背中の傷が深いから後安静にして異常が見られなかったら３週間位で退院できるよ。多少傷痕が残るかもしれないが………」
「そうですが……」
別に傷痕は気にしないが、そんなことより酷かったのは飯田の方だった。
「左腕の腕神経叢がボロボロだ。君には酷かもしれないが、このままだと手指の動きと痺れで腕は動かしずらくなる」
しかし処置のしようが無いわけではない。神経を手術で移植すれば治る可能性はあると医者は提案するがそれに飯田は曖昧に答える。
最後に医者は轟を診て、病室を静かに退出して行った。
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AOI３(プロフ) - 星の桜さん» 嬉しすぎます…… (2019年7月25日 18時) (
レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - AOI３さん» なので私は文才も語彙力も創作力もあるAOI３さんを崇める事にします← では長話失礼しました！ﾄﾞﾛﾝ!(影から見守る人) (2019年7月25日 8時) (レス) id: d8fdca1aee (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 星の桜さん» ちょっと分かるかもしれない………そんなに雪宮君を好きになってもらってとてもありがたいです！ (2019年7月24日 19時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - AOI３さん» や、だって...抱き締めたくないですか？？？？無いはずの母性本能が疼く() (2019年7月24日 18時) (レス) id: d8fdca1aee (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 青葉さん» 雪宮君以上にもしかして歪んでますか？(@￣□￣@;)！！もし何か気になる点があればご指摘ください！出来る限り直します！ (2019年7月24日 18時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AOI 3
| 作成日時：2019年6月14日 22時
