イグニハイド生の日常【ツイステ】 (ページ7)

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episode6―フロイドページ7

「あれぇ？グッピーちゃん何してんの？」

「ひぎゃー！！！」

「何その驚き方〜ウケる」

ゲラゲラ笑いながらバックハグかましてきたのは、我らイグニハイド寮ブラックリストに登録される“気分屋〖フロイド・リーチ〗”

ちなみにイデア先輩は彼のことを指名手配犯ばりに警戒してる。

「ねぇねぇ〜何してんのぉ？」

「ゲッ、ゲーム。」

身長差約10センチ。
俺の手元のゲームを後ろから見下ろすフロイド君。やだァ………怖いよぉ…ﾋﾟｴﾝ

「ふぅん……それ楽しいの？」

「めっちゃ楽しい！！これリリースされたばっかなんだよ！だから忙しいからじゃあね！」

「は、何逃げようとしてんの？」

「さーせん！！ちょっと調子乗りました！！」

テンション上げて撒こうとしたらダメだった。

豹変し過ぎじゃない？？我グッピーよ？温度差で死ぬわ

「ねぇー俺ちょー暇なんだけど」

「俺はちょー忙しいんだよなー」

「ゲームしてんのに？」

「イグニハイド寮ではゲームは己の生き甲斐である立派な聖職なんだよ」

「意味分かんねぇ〜気持ちわりー」

「うっ！陽キャの悪意のないドストレートな言葉が刺さる」

でもさっきの言葉は多分、オタク気持ちわりーって意味じゃなくて俺の言ってる言葉が支離滅裂過ぎて理解できないんだよな。

俺分かってるよ。フロイドがオタクとか陰キャに偏見ないの。

「でもそれとこれとは別！！さよならパトラッシュ！！良い眠りを！！」

「俺パトラッシュじゃねぇし。グッピーちゃん意味わかんねぇ。」

「意味のわからんトイレットペーパーの芯以下の陰キャのクソカスですみません！！」

「いや、そこまで言ってねぇし。」

逃げようとしたらハグの力が強まった。やだァフロイド君腕力ちょーﾂﾖｲ………ヒロインだったら惚れちゃう。ちゅきちゅきよん。

しかし俺は腐要素のない至って普通の陰キャだァ！！

「離してぇ！！今すぐ俺を引きこもらしてくれぇ！」

「あ、やべ。グッピーちゃん壊れちゃった。」

「現在進行形で鎖国をするんだァ！俺は！」

「じゃあ俺が現在進行形で開国してあげるねぇ♡」

ウツボパネェ……

開国迫られちゃった。オチなんてないよ！！