イグニハイド生の日常【ツイステ】 (ページ4)

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episode3―新メンバーページ4

「どうも、アズール・アーシェングロットです。ボードゲーム部に入部希望なのですが」

よ……………陽キャだァァあ！！

しかもただの陽キャじゃない！！社交的でイケメンでメガネキャラの紳士的な陽キャだ！！

よく見るちょっとお馬鹿そうな(カリムとかケイト先輩とか)奴らとは訳が違ぇ！！

「じゃあ俺はなんかお茶入れてきます！！」

「あぁ！A氏！そうやって一人だけ逃げようとして！死ぬ時は一緒ですぞ！！」

「ヤダ！！俺にはまだやり残したことがいっぱいあるんです！！」

ググッと、制服の裾を引っ張ってくるイデア先輩。この人どっからこんな力出んのさ

結局、寮長命令でしぶしぶ席に座らされる。

「えぇーと…………ご趣味は？」

「合コンかよ」

イデア先輩、対面会話が苦手だからってそれはねぇよ。

「コイン集めです。」

「あ、答えてくれた。先輩、この人いい人ですよ。先輩の気持ち悪い謎の質問に笑顔で答えてくれましたよ。」

「A氏はオブラートに包んで喋るか一言も喋らないかどちらかにした方が良いでござるよ」

しかしアーシェングロット君と言えば、1年生にして寮長になるし、カフェ経営し出すしマジで乙女ゲームの攻略キャラにいそうなぐらいハイスペック。

ホントに……この空間にいてもらっても大丈夫な方なのか……

「見たら分かる通り、ウチって…ぶ、部に来てるの僕とこっちの陽キャもどきしか居ないけど……にゅ、入部してホントに大丈夫？」

「コミュ障な癖に俺への暴言はしっかり吐くとこ逆に尊敬します」

「えぇ、問題ありません。僕はボードゲームさえ出来れば問題ありませんから」

敬語、笑顔、身振り手振り。パーフェクト。

こんな見た目からしてキラキラ優等生がこんな部に入部してくれるとか……罠？それとも罰ゲームでもさせられてんのかな。

「ハイードさん。同級生同士ですしこれからよろしくお願いします。」

「ﾋｪ……ｺﾁﾗｺｿ………」

「恐縮しまくりで草」

「イデア先輩もこれからよろしくお願いします。」

「ﾋｪ……ｺﾁﾗｺｿ………」

お前も恐縮しとるやないかい。そういうとこだぞイデア先輩