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食事処につき、まず空腹を満たそうと中島さんと一緒な茶漬けを食べる。
1杯食べ、満腹になった私とは裏腹に2杯、3杯とすごい勢いでかき込む中島さん。それを横目に見ながら今後の事を考える。
見知らぬ地に無一文。ま、何とかなるよね。考えを放棄し、中島さんが食べ終わるのを待つ。
「いやほんっとーに助かりました!孤児院を追い出され横浜に出てきたから食べるものも寝るところもなく、、あわや斃死かと」
「君、施設の出かい」
「出というか追い出されたのです。経営不振だとか事業縮小だとかで」
「それは薄情な施設があったものだね」
建物などは発展しているのに、そこに関しては充実していないのか
「Aちゃんは?何故あんな所に倒れていたんだい?」
『違う国から来た』なぁんて言っても絶対信じないだろうから簡潔に話す。
『気がついたらあそこに居ました。自分でも何故あんな所にいたのか分からないんです。』
「ふぅん」
疑い深い目で私を見てくる太宰さんと国木田さん。そりゃそうだ。気づいたらって他人からしたらおかしな話だ。
「おい太宰、俺たちは恵まれぬ子供に慈悲を垂れる篤志家じゃない。仕事に戻るぞ」
危ない奴だと思ったから話を切り上げ逃げようとしてるんだろっと思い少し恨んでいると、中島さんが口を開いた。
「お二人は何の仕事を?」
「なァに…探偵さ」
中島さんは口をぽかんと開けている。確かに、珍しい職業ではある
「探偵と云っても猫探しや不貞調査ではない」
そう言うと国木田さんは腰からあるものを出した
「斬った貼ったの荒事が領分だ」
確か玄弥が使ってたような…?
『銃…?』
「異能力集団『武装探偵社』を知らんか」
何だそれ。武装探偵社?異能力?聞いた事が無い単語が聞こえまたもや戸惑う。
何が目的であの男は私をここに…
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譌。 - 終わり、になっている事がとても残念です。とても面白い作品です!更新がされる機会があれば、是非楽しみにしております。 (2021年12月9日 6時) (レス) @page16 id: 33d74645c1 (このIDを非表示/違反報告)
まっきー(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年9月3日 1時) (レス) id: 57f4ae3e62 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 続き楽しみにしています。!! (2020年7月5日 11時) (レス) id: 8773da4894 (このIDを非表示/違反報告)
大福(プロフ) - 夢主さんを友達と二人で描かせていただきました!!良かったら使ってください!!!→http://uranai.nosv.org/uploader/common/5/f/b/5fb26f4d0171760000b49547c092933d.jpg (2020年6月6日 12時) (レス) id: 8e3824c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
sushi - 【治くーん】がずーっとツボてた…w (2020年6月2日 3時) (レス) id: 30bf734d60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朝ミックス | 作成日時:2020年5月22日 21時