◆ ページ40
〜ジェシーサイド〜
Aちゃん、少しだけど経口摂取できたみたい。
とりあえずきょもと一緒に様子を見に行くことに。
「Aちゃーん、どう？ちょっとは楽になった？」
A「、、、ん、」
京本「ふふっ、先生きて緊張しちゃった？笑」
「えー、大丈夫だよー、俺だもん笑」
A「、、、、」
あれっ？
どうしたんだろ。黙っちゃった。
やっぱちょっと緊張してるのかなー。
「Aちゃん、ちょっとお熱と血圧測らせてくれる？」
そう言うと素直に腕を出してくれる。
うん、熱も36.6℃。
血圧も108/58
ちょっと血圧低いけどまぁ、許容範囲かな。
「はーい、OK。」
そう言うとタオルケットを頭まで被ってしまったAちゃん。
京本「Aちゃん？どうしたのー？苦しくなっちゃうよ？」
そう言ってトントンっとAちゃんの背中をきょもが優しく叩いてくれてるけど出てくる気配がない。
それどころかきょもがこっちを見て口パクで
「泣いてるかも」
なんていうから余計心配になってきた。
「Aちゃーん？どうしたのー？先生とお話ししようよー？」
そういってしばらく様子を見ていると、少しだけタオルケットから顔を出してこちらを見ている。
「あっ、やっと顔見てくれた〜。」
京本「本当だ〜。Aちゃん、ちょっとさっきのスポーツドリンク飲む？」
A「ん…。」
京本「はいっ、ゆっくりね。」
きょもがスポーツドリンクを渡すと少しずつ飲んでくれてるAちゃん。
よかった。よくなっていきそうだね。
けど、さっきからこれだけ泣いてるのが気になる。
しかもAちゃん、俺と目あわせようとしてくれてない気がする。
「Aちゃん、よかった〜。ちょっとずつでいいから水分は摂っててね。」
A「ん…。」
「ちょっと気持ち落ち着いた？」
A「せんせ…」
「ん？」
A「怒ってる…？泣」
「え？俺が？」
A「ん…泣」
なるほど。
なんとなくわかった。
俺が安静って言ってたから、それを守らなかったせいで怒られると思ってたんだ。
「ううん、怒ってない。でも心配はしてる。」
A「…ごめんなさい(泣)」
「謝らなくていいよ、Aちゃん。」
もうちょっとAちゃんの気持ち吐き出せたら楽になるんだろうと思うんだけどな。
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梨杏 - コメントありがとうございます (2022年8月7日 12時) (
レス) @page1 id: 56322ba63e (このIDを非表示/違反報告)
うさ - 感想まちがえました。すみません (2021年3月25日 18時) (レス) id: 57e439da42 (このIDを非表示/違反報告)
うさ - うさみ (2021年3月25日 18時) (レス) id: 57e439da42 (このIDを非表示/違反報告)
ふー - リクエストのお話とても良かったです！そして内定もおめでとうございます(^^)また歯科系のお話書いて欲しいです！これからも無理せずに頑張ってください。応援してます！ (2020年7月6日 15時) (レス) id: 1a3f03aa90 (このIDを非表示/違反報告)
ふー - 大宮沙彩さん» ありがとうございます。楽しみに待たせていただきます(^^) (2020年5月26日 0時) (レス) id: 1a3f03aa90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大宮沙彩 | 作成日時：2020年5月5日 2時
