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時を同じくしてお昼休み。
私はいつものように千歌ちゃんとお弁当を広げていた。

「千歌ちゃん、あのね」
「んー?」
「クリスマスプレゼントって、何あげるべきなのかな」
「彼氏?」
「うん」

千歌ちゃんはスマホゲームに熱中していた手を止めて、顔を上げた。

「Aがそういうの気にするようになるなんて…」
「お母さん?いや、そうじゃなくて千歌ちゃんなら男の人が喜びそうなプレゼント分かるかなって」
「んー。別に私経験豊富じゃないからね。キヨ先輩に聞くのが一番だと思うけど」
「そういうのって相手に聞いていいものなの?」
「いいに決まってるでしょ」

なるほど。そういうものなのか。
今日帰ったら電話してみよう。

**

七限目が終わり、私はまっすぐ家に帰ろうと北門に向かう。
正門の方向に人が…特に女子が集まっていたがなにかあったのだろうか。

「ねえ、正門にすごいイケメンがいるんだって」
「誰かの彼氏?」

二人組の女子が零した言葉にあの人集りはそういうことなのか、と納得する。
しかしその次の瞬間、私は歩いていた足を止めざるを得なかった。

「さあ?分からないけどとにかく赤髪のイケメンらしい」

赤髪の…イケメン…。
まさかとは思う。
けれど赤髪なんてそうそういるものじゃない。

私はスマホを取り出しキヨに電話をかけた。
3コール目で出たキヨは特に何事でもないように「どした?」と優しい声を発した。

「キヨ…今、どこにいる?」
「あ、もう授業終わった?寒いから早く来て」
「とりあえずなんで学校まで来たのか理由は今は聞かない。学校の近くにコンビニあったでしょ?そこで待っといて」

画面の向こうから「え、おい」という声が聞こえたがそのままブツリと電話を切った。

なんで学校に来たのだろう。
何かあったのだろうか。
不安が収まらない。
自転車に乗り私はコンビニに急いだ。

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- オリジナルフラグ外して下さい (12月26日 15時) (レス) id: 810b31723d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年12月26日 12時

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