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第84話 ページ38

(冨岡義勇side)




任務が終了した未明に、俺の元へ飛んできた鴉。

寛三郎ではないな。

誰の鴉だ…?






「お前は…」


「水柱、助ケテ!Aガ危ナイ…!」


「何…!?」





Aの鴉だったらしく、大慌てで俺に呼びかける。

彼女は今日非番ではなかったのか。





「手短に説明を」




Aの鴉、澪が言うにはAは煉獄や炭治郎達がいる無限列車に向かったらしい。

そこで上弦の参と遭遇、煉獄が負傷しAはその鬼を追いに行ったと。

1人で。



…それは、まずいだろう。



俺の今いるところは無限列車から近くない。

救援を求めるなら、他の柱の方が近いはずだ。


それこそ、不死川とか。

にもかかわらず俺を呼びにきたという事は、共闘を求めているわけではないという事。

彼女の秘密を知っている俺でなければならなかったという事。

つまり。



















激しく負傷したか、死んだかだ。





「っ…!案内しろ!」

「コッチ!ハヤク!!」





戦況については、澪もわからないと言う。

戦いの途中に独断で俺に助けを求めにきたらしい。

随分と優秀な鴉だ。


















現場に着いたら、まず炭治郎達がいた。

煉獄が負傷している。




煉獄でさえも、ここまで深手を追うとは…

本当に、まずかもしれない。




炭治郎に場を任せて、急いで森へ入った。




「クソ…!」




俺は、お前の正体を知っていたのに…!
無理していることもわかっていたのに!

もっとちゃんと見守っているべきだった。







A…頼む…!


どうか……!!







「…うっ」





急に強くなる鉄の匂い。


血だ。






「A!!!!」





周りの草を真っ赤に染め上げ、彼女は倒れていた。





「A!おい、返事をしろ!!Aッ!!」





返事はない。

顔は青白く、ピクリとも動かない。









嗚呼、嘘だ。


俺はまた、友を失うのか。





「A…っ」





彼女を抱きかかえ、蝶屋敷に走った。

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れみ(プロフ) - 華花。さん» 華花。様はじめまして!コメントありがとうございます!とても嬉しいです…!続編でも頑張りますのでこれからも呼んでいただけると嬉しいです!! (2021年11月3日 15時) (レス) id: c2e31f4a0e (このIDを非表示/違反報告)
れみ(プロフ) - Royal×Edenさん» いつも感想ありがとうございます!続編でもまた会えるのを楽しみにしてますね! (2021年11月3日 15時) (レス) id: c2e31f4a0e (このIDを非表示/違反報告)
華花。(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。れみ様の書かれる言葉の一つ一つが物凄く好きです!お忙しいとは思いますが、体調にお気をつけて更新頑張ってくださいね。続編も楽しみにしております! (2021年11月2日 21時) (レス) @page49 id: 2bd2296ed7 (このIDを非表示/違反報告)
れみ(プロフ) - 柚葉さん» ありがとうございます!実弥たくさん出せるように頑張りますね!!また続編でお会いしましょう〜! (2021年11月2日 0時) (レス) id: c2e31f4a0e (このIDを非表示/違反報告)
Royal×Eden - れみさん» れみさんこんばんはRoyal×Edenです!!夜中までお仕事お疲れ様です。最近は余り仕事の続きやらワクチン接種で感想が遅れて大変御迷惑をかけてしまいました(´д`|||)いよいよ第三章に入りますが一体ヒロインはどうなるのか気になってきます(^w^)♪ (2021年11月1日 19時) (レス) @page49 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れみ | 作成日時:2021年4月21日 19時

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