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打ち上がる時間が近付き、花火を見ようと立ち止まる人々が増えてきた。
「私達もそろそろ見る場所探そっか」
先程より人の減った通り道を歩きながら周りを見渡す。
「あ、」
ばったり出会ったユンジョ。
しかし1人である。
「ん！ジョンハン君！ジス君達は？」
「あー、はぐれた。」
「要するに迷子ってことね。」
「…おいA」
ﾋｭｰﾝﾄﾞｰﾝﾊﾟｰﾝ
花火が始まったようだ。
「…ユンジョも一緒に見る？」
「…おう」
こうして私達は何故か3人で花火を見ることにした。
「わあぁ、A！綺麗だね！」
「うん、綺麗。」
夜空に咲く大輪の華をユナと2人並んでスマホを構え、動画に残そうとする。
そんな時に出てくるのがあの悪魔、ユンジョだ。
「わ、ちょっと！手出さないでよ写らないでしょ！」
「ん〜」
何度も邪魔をしてくるので仕返しにカメラを向けるとうわぁ〜と言いながら顔を隠すユンジョ。
カメラロールに花火を残すのを諦め、しっかりと目に焼き付けて記憶に残すことにした。
大人しくなったユンジョをちらりと盗み見る。
「(ﾊﾞﾁｯ)」
向こうもこちらを見ていたようだ。
花火に照らされるユンジョはあまりに綺麗で、目をそらすことが出来なかった。
そのまま見つめ合っていればふわっと笑う彼。
まるで愛おしいものを見るかのようなその優しい笑みに私は耐えることができず慌てて目線を花火に戻した。
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け(プロフ) - 返信ありがとうございます！お話需要あるのでもしTwitter開設するなら読みたいです。応援しています！ (2021年9月18日 21時) (
レス) id: 93187c12c2 (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - けさん» ありがとうございます(;_;) (2021年9月18日 17時) (レス) id: 7b8c5435e0 (このIDを非表示/違反報告)
け(プロフ) - 更新楽しみにしています:)！ (2021年9月18日 0時) (レス) id: 93187c12c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはな | 作成日時：2021年9月16日 23時
