検索窓
今日:5 hit、昨日:25 hit、合計:210,849 hit

45 ページ46

.




外に出ると、待ってるのは愛しい人。




「おせェ」

「女同士は積もる話があるんですぅ」




1人男いただろォが、と言いながら先を歩こうとする彼を追いかけて隣に並ぶ。





「何買ってきたんですか?…スイカ?」

「玄弥、好きだったからなァ」



なるほどね。それはきっと喜ぶね。





「わたしも大根とか持ってきたらよかったなー」





いつからか、みんなのお墓参りはわたしたちの日課になった。






「冨岡はまだ生きてんだろォが」

「いや無一郎だし」





そういえば冨岡さんに大量の大根持ってこられたことあったね、といつかを思い出して笑う。







「わたしね、師範」

「もう師範じゃねェだろ」

「あそっか。…実弥さん」


まだまだ慣れない名前で呼ぶと、照れたのか気のない返事が返ってくる。



「甘露寺さんにね、好きな人ができたら一番に報告するって言ったの」



師範は鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔をしてわたしを見た。




「それは…もうしたのか?」

「ううん、これから。今日は好きな人と一緒に会いにきましたよーって言うの」



そしたらね、実弥さんは、



「そりゃァあいつだけじゃなくてあっちにいる奴ら全員で大騒ぎするだろうなァ」



って笑った。




そうだといいなって、大騒ぎするみんなを想像して、わたしも一緒に笑った。

46→←44



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (176 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
292人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 継子 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

緋月。緋月の館(プロフ) - ちょっと… リビングで見てて… 可愛いおはぎちゃんで… 噴いてしまったじゃないか…w ウヒャハウヒヒヒイヒヒヒャヒャヒャッツ (2020年7月12日 14時) (レス) id: e8a2d305fe (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 善子ちゃんさん» 不死川さんが女の子口説くとき言いそうランキングの18位です(?) (2020年7月12日 9時) (レス) id: 99f6d7a18f (このIDを非表示/違反報告)
善子ちゃん - 可愛いおはぎちゃん????(www) (2020年7月12日 6時) (レス) id: 256e4b6095 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴの | 作成日時:2020年7月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。