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前を走る師範が、前方の鬼を斬る。
「着いてきてるなァ?!」
後ろを走るわたしが、師範の斬り損ねと、後方からくる鬼を斬る。
「こんなとこ置いてったら一生恨みますからね!!」
ここに来てからずっと鬼を斬っていて、
もう何体斬ったかわからない。
斬っても斬っても出てきてほんと嫌になる。
みんなはどこかな、無事なのかな。
わたしの不安を見抜いたかのように、しのぶさんの訃報が届く。
ーAさん
しのぶさん。しのぶさん。しのぶさん。
いろんな感情が混ざり合って、涙が溢れる。
「A!泣いてる場合じゃねェぞ!!」
何かを見つけた師範が、呼吸を使って斬りかかった。
「テメェの頚を捻じ斬る風だァ」
「うわ、なんであんたそんなに目あんのきっしょ!」
目玉ぎょろぎょろのゲロきもい鬼を睨みつけながら、師範と玄弥の仲直りを背中で聞く。
ほらね玄弥、仲直りできるって言ったでしょ。
師範も最初から素直に言いなよね。
「兄弟で鬼狩りとは…」
訳わかんないこと言い始めた鬼に再び斬りかかろうと構えたところで無一郎の鴉、銀子にあんたはこっちよ!と呼ばれた。
「ねえ銀子わたし今それどころじゃないんだけどちょっとなにしてんの無一郎!!」
柱に刀で打ち付けられてる無一郎を、見つけた。
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緋月。緋月の館(プロフ) - ちょっと… リビングで見てて… 可愛いおはぎちゃんで… 噴いてしまったじゃないか…w ウヒャハウヒヒヒイヒヒヒャヒャヒャッツ (2020年7月12日 14時) (レス) id: e8a2d305fe (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 善子ちゃんさん» 不死川さんが女の子口説くとき言いそうランキングの18位です(?) (2020年7月12日 9時) (レス) id: 99f6d7a18f (このIDを非表示/違反報告)
善子ちゃん - 可愛いおはぎちゃん????(www) (2020年7月12日 6時) (レス) id: 256e4b6095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴの | 作成日時:2020年7月8日 22時