【鬼滅の刃】風柱の継子ちゃん。

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全力で走る師範に息を切らさずついて行けるようになったのは、アドレナリンが出てるからなのか、稽古の賜物なのか。

余計なことを考えるな、と頭を振る。



「Aは凄い子だね、偉いよ」



優しいお館様の顔が頭をよぎる。


父ちゃんみたいにあったかくて優しくて、
大きな愛情で包んでくれるお館様。



屋敷が見えた。大丈夫、間に合う、大丈夫。




ドン、という爆発音と、爆薬と、血と肉の焼けつく匂い。


「テメェかアアア！！！」

「お館様にィイ何しやがったァァーー！！！！！」


叫ぶ師範と、鬼舞辻無惨だという悲鳴嶼さんの声。



こいつが、鬼舞辻…？

刀を握る手に力がこもる。


ー風の呼吸

ー霞の呼吸

ー蟲の呼吸

ー蛇の呼吸

ー恋の呼吸

ー岩の呼吸

ー水の呼吸

ーヒノカミ神楽

ー風の呼吸





無惨に斬り掛かろうとした瞬間に、異空間へ落とされた。

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