24 ページ25
.
今日は非番で、師範は任務。
久しぶりに鍛錬のないお休みだけど、用事がありまーす。
「ごめんくださーい!!」
相変わらず派手なでっかい家の門をくぐると、待ってましたと言わんばかりに3人の美女が迎えてくれる。
「Aちゃん待ってましたよー!!」
「よく来たね!」
「遠慮しないで上がって!」
上から須磨さん、まきをさん、雛鶴さん。
今日は宇髄さんちでおはぎを作りまーす!!
家で炊いてきたあんこを雛鶴さんに渡すと、すかさず須磨さんが指を突っ込んで味見。
「んーー!やっぱりあんこはAちゃんのに限るー!!」
大袈裟に褒めてくれる須磨さんを、行儀が悪いとまきをさんが強めに殴っててウケてしまった。治安悪っ。
雛鶴さんが準備してくれてたお米を丸めて、あんこで包んでいく。
「Aちゃんはあんこ派なの?」
「わたし実はきなこ派なんですよー」
「え!意外!」
「師範があんこ派なんであんこばっか食べてますけどね」
「天元様は何でも食べるなー」
3人とお話しながらおはぎを作ってると、昔こうやって母ちゃんのお手伝いしてたなーって、ちょっとだけ影を重ねてしまう。
いやうちの母ちゃんこんなに美人じゃないけどね。どっちかというとゴリラに似てたけど。
「お、A来てたのか」
「宇髄さん!おじゃましてまーす」
なんか派手なことやってんな、と手元を覗き込んでくる宇髄さん。
「これ全部おはぎか?!」
「そーですよ」
「不死川に食わすために?」
「優しいですよねーわたし」
相変わらずよくできた継子なことで、とその大きな手で頭を撫でてくれた。
ちなみに師範は持って帰った山盛りのおはぎを3日かけて1人で全部食べました。ほんとそのうち病気になるよ!
292人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緋月。緋月の館(プロフ) - ちょっと… リビングで見てて… 可愛いおはぎちゃんで… 噴いてしまったじゃないか…w ウヒャハウヒヒヒイヒヒヒャヒャヒャッツ (2020年7月12日 14時) (レス) id: e8a2d305fe (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 善子ちゃんさん» 不死川さんが女の子口説くとき言いそうランキングの18位です(?) (2020年7月12日 9時) (レス) id: 99f6d7a18f (このIDを非表示/違反報告)
善子ちゃん - 可愛いおはぎちゃん????(www) (2020年7月12日 6時) (レス) id: 256e4b6095 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴの | 作成日時:2020年7月8日 22時