中原中也×瞳 ページ16
中也さんの瞳は青くて綺麗だ。
私は彼の瞳の色が好きで、たまに無意識に見つめてしまうことがある。
「…おい。なんだよ」
「はっ、す、すいません!!!」
「いや、別にいーけどよ、たまに見つめてくんの、何なんだ?」
「え、えと、あの、中也さんの目、綺麗だなぁって…思って…///」
「…!!」
直後、彼の顔が赤くなるのが見えた。
私も恥ずかしくなって、目を逸らしてしまった。
「なぁ、手前、俺の瞳、好きなんだろ」
「…はい。」
「ちなみに俺も好きだぞ?」
「え、?」
「手前の瞳。綺麗な赤で、好きだ。」
「ふぇ、っ!?」
「なんだその変な声笑」
クスクスと笑う中也さん。
赤くなる私。
私は昔から、この瞳の色にコンプレックスを感じていた。赤い色なんて不気味だと、いつも周りの人間から気味悪がられていた。
だからこんなふうに、綺麗だ、なんて褒められるのは初めてで。
「瞳だけじゃねぇぞ?艶のある茶色い髪も、薄い赤色の唇も、細くて華奢な、噛みつきたくなる白い体も。」
ひとつひとつ触れて、褒めてくれる。
なんだかまた、体が火照ってきた。
「私、だって…中也さんの、橙色でクセのある髪も、男の人なのに白い肌も、男らしい筋肉質な体も、全部…すきです///」
中也さんは目を見開いて、何も言ってくれなくなった。否、フリーズ?したと言った方が、いいか。
もう恥ずかしすぎてどうしていいか分からなくて、
俯いたまま顔を両手で覆う。
すると中也さんは、私の両手を掴んで、
顔から離させる。
直後、唇に柔らかい感覚を覚えた。
何かはすぐにわかった。
彼の、唇が深く押し当てられていること。
苦しくて、もう限界だ、と思って胸を叩こうと思っても、彼に両手首を掴まれて身動きも取れない。
すると察してくれたのか、彼は唇を離してくれた。
しかし、すぐに唇はまた押し当てられて、
今度は舌も絡ませてきた。
口内をゆっくりと舐めまわしていく中也さん。
気持ちよくて、訳が分からなくて、
腰が砕けそうになる。
力が入らなくて、座りこもうとすると、
彼が抱きとめてくれた。
そのまま姫抱きにして、私をベッドまで運ぶ。
「ちゅ、うやさん…///」
「…なァ」
「…?」
「俺のこと…好きか?」
「好き…です、だいすき…」
すると彼は吹っ切れたかのように、
私の首筋に噛み付いた。
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彩優(プロフ) - ワドさん» ぎゃぁぁすみません申し訳ございません!!訂正させていただきました…!!ご指摘大変ありがとうございました!! (2018年4月2日 8時) (レス) id: dd066ac63f (このIDを非表示/違反報告)
ワド(プロフ) - まだ読み途中ですが、中也の彼シャツで「髪」が「神」になってましたよ? (2018年4月1日 21時) (レス) id: a59adbb5d5 (このIDを非表示/違反報告)
彩優(プロフ) - this 長文失礼しますさん» ひゃー!良かったです!!ですね…可愛いかよがれちゃん…←ありがとうございます!頑張りますねー!! (2017年12月23日 20時) (レス) id: e31a3842a9 (このIDを非表示/違反報告)
this 長文失礼します - 彩優さん» うぉッ!!閲覧遅れました!最高です!やつがれくんは風邪引いたらツンデレのツンがなくなりそうですww そして、完結おめでとうございます♪続編期待してますよー!でも、無理はしないでくださいね.。* (2017年12月22日 23時) (レス) id: c8a40548e4 (このIDを非表示/違反報告)
彩優(プロフ) - ハウスダストさん» ありがとうございます!!頑張りますね(*´˘`*) (2017年12月21日 15時) (レス) id: e31a3842a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩優 | 作成日時:2017年10月28日 6時