リスタート ページ19
「いや、けどあれがあれば–––」
「でもじゃないでしょ！一撃でも攻撃されたら終わりなのよ？それに–––」
アスナは俺の方をチラッと見る。
……なるほどな
「《火事場》の習得条件言わなかったか？HPゲージが赤。つまり1割の状態で“自分の同レベル”の敵を20体倒す。習得するにもお前と同レベルのモンスターなんているか？もしいたとしても倒せるか？20体」
このバカの心を完全に折るにはこれしかない。キリトのレベルは推測だが俺より10は下くらいだろう
それと同レベルはこの層の迷宮区モンスターくらいだ。習得する時点から危険なのはキリトも忘れた訳じゃないはずだ
「……あっ！そっか。それは–––諦めるしか」
ぐぬぬとまるで欲しいものがもらえなかった子供のように心底悔しそうな顔でキリトはしゃがみ込む
それを見た俺はアスナに目で感謝を伝える
それに気づいたアスナは自分の胸をトンと叩いた
「ほら、子供みたいなことしてないでそろそろ帰るわよ。モンスターがリポップしてきたわ」
そして、アスナはキリトの首裾を掴みズルズルと引きずり歩き出す
確かに、周りを見ると所々にモンスターが湧いてきたな。
「ちょ、アスナさん！？歩けますから！自分で歩けますから！」
一方キリトはジタバタと抵抗するもなすすべがないようで「暴れる」というキリトの行動は無意味のようだ
……いや意味はあったのか？
「あぁもう！！うるさい！！」
「ちょ––––、おわぁぁぁあああ！！！」
キリトは綺麗に真っ直ぐ飛び頭から地面に叩きつけられる
おぉ、流石は『鬼』男1人ぶん投げれるほどの馬鹿力恐ろしい
「危ないだろアスナ！ここ圏外！圏外だから、死んじゃうから！」
HPが少し削れたキリトは少しキレながらもアスナに着いて行く
「ほんっと仲良いよねあの2人。ここまで来るまで見てきたけどお似合いだと思うな私」
「あぁ、全くだ」
「じゃあ、私たちも行こっか！」
そういうとカナデは走って2人の後を追いかける
……まさか、こんな事になるなんてな。
有り得ない、生きているはずがないと思っていた彼女が今俺の目の前で話している、動いている。そう思うと胸の奥が暖かくなる
俺の努力は報われたのだ
「おーい！A君も早く！！」
もう追いついたカナデはこっちに向かって手を振る
「あぁ、今行く！！」
……俺の2年間は無駄じゃなかったんだな
あの姿を見て俺は思う
「さぁ、これから何をしようか」
俺は軽くと口を動かし、3人の後を追った
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うんピー(プロフ) - 匿名希望の〇〇さん» めっちゃ返信遅れました！！文章は出来上がるのですが2048に添削する時に宙に匙が飛びます笑気長にお待ちくださいm(__)m (6月15日 13時) (
レス) id: e3d3ec66ff (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望の〇〇(プロフ) - 初コメント失礼します。久しぶりの更新とても楽しみにしていました。これからも無理せずご自分のペースで投稿頑張って下さい。 (2022年11月14日 22時) (レス) @page36 id: e2b4bbe71a (このIDを非表示/違反報告)
うんピー(プロフ) - しゃっぽさん» 返信遅れてすいません！！そう言っていただけると励みになります！！お互い頑張りましょう！d(^_^o) (2020年12月5日 23時) (レス) id: 9f05f7c923 (このIDを非表示/違反報告)
しゃっぽ(プロフ) - 原作とは違う視点からのお話で見応えがありとても面白いです！体調に気をつけて更新頑張ってください。 (2020年11月18日 22時) (レス) id: c0d288733a (このIDを非表示/違反報告)
衛宮 凛 - わああ！！ありがとうございます！これからも応援していきます！ (2020年9月20日 22時) (レス) id: f79c5a4222 (このIDを非表示/違反報告)
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