コード・ブルー -Blue Serenade-

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「山ＰとガッキーならヒガッPてのはどう？」


ザキヤマさんから提案。


貴「私のだとちょっと合わせにくない？」



いいじゃん、ヒガッP可愛い。



笑いながら可愛いよと頷くけど、愛未ちゃんほんとは嵐につけて欲しかったんよね…。



「CM入りました！」


「Aは弟君だっけ？」



CMに入ったところで、隣にいたお姉ちゃんがこっそり聞いてきたので、うんうんと頷く。



「girlの由来弟君なの!?」



結構驚いてる岡田さん。



貴「そうなんですよ。

3個下の弟が小さいときに、私をgirlって呼んでくれたんがきっかけで、芸能界入ってからもこれが定着したんです」

「へぇ〜！」



スタジオがどよめきに包まれる。



「Aさ、スイッチ切れると関西弁なるんすよ」

「それは言わんでええよ！」



こいつ、と親指で指してくる智くんの腕をぺちぺち叩いていると、CMが終わる合図がかかる。



「────では参りましょう、コードブルーチームのボンバーストライカー、スタート！」



《ゲーム後》

最後は綺麗にパーフェクトで締めくくって、私達の得点は710ptsとかなりの高得点。



「やった〜A凄いじゃん！」

貴「ありがとー！

智くんもラストナイス！」

「お前最後まじで放り投げてたよな」

貴「はは、もう指抜けてた」



笑いながら嵐チームのほうを振り返る。



「絞め良かったな〜山ッＰ！」

「最後Aがね、よたつきながら放ったので1本で山Ｐが端っこね〜」



ふふん、と頬の緩みを感じながらブイサインを送りつつ、後ろで智くんも頷いている。



「端のピン倒すとき、もう後半疲れたのかAがいま、いま！ってめっちゃ言ってました」

「ね、めっちゃ頑張ってたね」



もうね、いま指広げすぎてつけ根が痛い…。



「もうずっとここにいたいです」

貴「ちょっと手大きくなりたいですね」



私達のそれぞれの感想にスタジオが笑いと拍手が広がって、嵐チームの挑戦に移ることとなった。



《嵐チーム ゲーム後》

え、まって計算しとったけど最後の赤ピンで分からんくなった、どっちやろ…？



貴「600…ちょいくらい？」

「ピンガン見してたのそのせいだったのね」



特技って言えるほどでもないけど、暗算はちょっとできるんよね。



「嵐チームの得点…

660ポイントです！」



おぉー！私らの勝ち！



パァンッ！と音がして青いステッカーが宙に舞う。



貴「リベンジ成功やね」

「よっしゃ」



智くんともう1度、今度は握り拳どうしをこつんと合わせた。

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