コード・ブルー -Blue Serenade-

Battle！【VS嵐 2時間special】 ページ3

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(宮瀬)

対戦ゲストが待機する場所で翔くんのMCを聞きながら、私はトントンとコンバースの踵を鳴らした。



貴「始まったぁ…。

智くんあんま速く走ったらあかんよ」

「むしろ先に行ったほうがA良く見えるんじゃない？」

「順番変わるか？」



恵梨香ちゃんにそう言われて、軽くため息。



そういう意味で言ったんとちゃうよ！



足なら、まだ同年代には負けん自信があるし。



「本日の対戦ゲストはこちらの方々です、どうぞ！」



ぷしゅーっと煙が上がって、その中を突っ切っていく感覚が面白い。



「きゃあぁぁぁ！」

貴「あはは、すごい元気やねぇ」



ものすっごい歓声に包まれながら、私は軽く階段を駆け下りた。



「本日の対戦ゲストは、ドラマ、コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命チームの皆さんです！」

「お願いしまーす！」

貴「負けへんよ〜！」



両手でガッツポーズを作りつつ、嵐の皆さんよろしくお願いします。



「ホラッ言ったじゃんだよ！

こっちだって良いじゃんって言ったもんねぇ！」



翔くんそんなドヤ顔したあかんよ。



「さぁ山Ｐとgirl！

コードブルーだよね？」

「お久しぶりです」

貴「7年ぶり、かな？」



いやぁ…時が経つのは早いもんだよね…。



「そうそう。

前回来たときは2010年だったんで」

「もう2017年だもんね」

貴「早いねぇ」

「ねぇー」



私の呟きに、リーダーとニノくんとでしみじみと頷いていると、翔くんのストップがかかる。



「girlが年寄臭いんだけど、どうしたの」

「ははは、元からこんなんです」



智くんの返しにスタジオが笑いに包まれたところで、お姉ちゃんの話題に移る。



「ガッキー久しぶり？」

「久し…ぶりです。

それも多分コードブルー以来」

「え〜！」



笑いと驚きがめまぐるしく変わるスタジオで、ニノくんがぽつり。



「girlと紅白で会ったでしょ」

「あっ、紅白でも会いました」

貴「ました」



ふたたび笑いに包まれるスタジオで、潤くんが「この2人ほんと似てる」と声をあげる。



「さぁ、豪華なゲストにお越しいただいていますけれども、山Ｐ意気込みを」

「前回ちょっと負けてしまってるんで、今回はリベンジを」



今日は負けられへんからね〜私も頑張るぞ。



「勝つよ〜今日は」

「どど、どうしたの」

貴「ちょっとエンジンふかしすぎたみたいで」



浅利さんは今日も元気です。

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