太陽にキスをして【special story】 ページ20
こちらはTwitterでお知らせしていました、フォロワー400人突破の記念小説になります。
内容は、もし藍沢先生と香坂先生が付き合っていて、そんな彼らの休日は…というif storyです。
このお話を読むにあたり、登場人物設定にて、名前の設定が必要となります。
読者さまが私の本編で使用されている、香坂先生のお名前の入力をお願い致します。
※デフォルトの状態は、
※前話の都合上、藍沢先生の奥さんという表記になっていますが、新しく枠を作るにせよ同じ名前になるだろうなぁと思いましたので、このまま進めさせていただきます。
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(third party. -第3者-)
窓から射し込むあたたかな光の中に、シーツに身をくるんだふたつの膨らみがあった。
そのうちのひとつは、柔らかな光沢を反射した、太陽光に当たっていっそう明るくなった透き通った金糸のような細い髪を、ベッドに散らばらせている。
薄く色づいた唇から、かすかな寝息が漏れた。
おぼろげな視界に瞬きをひとつ。
その瞳は、眠気に潤む薄茶。
今に始まったことではないが、香坂結稀奈はとても朝に弱い。
こんなにものどかな光の中にいたら、とてもじゃないが起きる気にはなれないのは当たり前ではあるが。
「…9時か」
腕の中のぬくもりをもう1度抱き直して、藍沢耕作はそのやわらかな髪に口元をうずめた。
同じシャンプーの匂いがする、たったそれだけなのに、特別な意味があるように感じられる。
こうしてふたりで迎えられる、ゆっくりとした朝は、本当に何週間ぶりだろうか。
ぬくもりが恋しくなったのか、すり寄ってくる小さな頭を撫でてやる。
Tシャツがずり落ちて覗いた、白い肩が少し寒そうで、シーツごと自らの腕で引き寄せた。
「……ん、どしたの…」
「いいや。
…朝は相変わらず無防備だな」
「んー……、っ、どこさわって…!?」
するり、と太股をかすめた手に、半分夢の中だった思考が一気に覚醒した。
「もう…起きるから離して!」
シーツを跳ねあげて、半ば逃げるように腕を解いた彼女はばたばたと派手な足音を立てながら洗面所へと消えていく。
残された藍沢はひっそりと笑みを浮かべ、自らも身体を起こしてベッドの下に落ちていた半袖の黒いTシャツを拾い上げ、袖を通すのだった。
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Mitsuki - いです!お忙しいことと思いますが、更新頑張ってください(^ ^) (2018年1月4日 18時) (レス) id: aed2f04add (このIDを非表示/違反報告)
Mitsuki - 明けましておめでとうございます!もうすっかり香坂先生ファンです笑リクエストで、 香坂先生の新年の目標が聞きた (2018年1月4日 18時) (レス) id: aed2f04add (このIDを非表示/違反報告)
Blueheart - 名前変えさせていただきました。以前 仰られていたホンマでっかのやつ見てみたいです~(●^o^●)時系列とか、まぁ 気にしません! (2017年12月29日 22時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 更新ありがとうございますっ!!神ですね…((T_T)) (2017年12月26日 9時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - 私のところにも香坂先生サンタが来て欲しいです・・・! 素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございました! ayanelさんのペースで、これからも更新頑張って下さい! (2017年12月26日 8時) (レス) id: d6d184a47b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayanel | 作成日時:2017年8月18日 3時