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到着した現場はひどく混乱していた。
泣き叫ぶ子どもや人々の悲鳴、血に濡れた道路やポスター。
「ねぇここ、Aも来てるのよね」
「うん…。
案内してくれる先に居てくれると助かるけど…」
緋山先生とそんな話をしながら、救急隊の方が先導していた場所に着いた。
「重傷者は？」
「確認できているのは、この3名です」
開けた視界の先にいた負傷者がAでなかったことにほっとしつつ、処置に取りかかる。
「女性2人は私が見る」
「頼んだ」
緋山先生と冴島さんと別れて、私は歩きながら橘先生に連絡を入れた。
「負傷者15人程度で、赤も何人か出そうです。
橘先生を残して、藤川先生とフェロー3人、現場に派遣してください。
…Aから連絡はありますか？」
『了解。
いや、残念だが…近くにはいないのか？
あいつが重傷者を放って行くなんて考えにくい』
「いえ、まだ姿が見えなくて…連絡来たら至急こちらにも繋いでください」
『わかった』
「白石！」
手当をしている最中、緋山先生に名を呼ばれて振り返る。
「負傷者を近隣のスーパーの駐車場に集めるよう指示してた女性がいたって！
状況から見て、たぶんあの子！」
「……！わかった、ありがとう！」
大丈夫、ここにはいないけど、現場のどこかにAがいる。
そう考えただけで、心が少し軽くなった。
気持ちを切り替えて、目の前の患者に集中する。
山車からの転落か…。
「挿管しましょう」
「はい！」
そろそろ藤川先生たちが到着する頃合いだろう。
病院に戻れるまで、死なせてなるもんか。
そしてあの子を、必ず見つけ出す。
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恵李 - こんにちは。恵李です。1年前からほとんど毎日見てます！続編よろしくお願いします！あの〜質問questionなんですけど、何歳ですか？私は華のJK16歳ですけど教えてください!! (2022年10月19日 22時) (
レス) @page10 id: 18a46fedc8 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ayanelさん» こんにちは… (2021年9月10日 11時) (レス) id: 9a04ef101c (このIDを非表示/違反報告)
レー - 質問というか聞いていいですか？ (2021年3月8日 22時) (レス) id: 88b0f39677 (このIDを非表示/違反報告)
フラ - 作品を参考にしてよろしいですか？？ (2020年9月11日 22時) (レス) id: ead1db5ef4 (このIDを非表示/違反報告)
あゆか(プロフ) - とても作品内容は面白く読ませて頂きました。一言申し上げるとセリフの前に名前を書いていただけると誰のセリフだか分かりやすくてもっと良い作品になると思います。素敵な小説ありがとうございました。 (2019年12月31日 0時) (レス) id: 8f8d498a5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayanel
| 作成日時：2017年7月25日 21時
