どうしようもなくすき。【小田島有剣】

Episode26 ページ27

．



沢村が目覚ましたことを聞いてひと安心したところで有剣が「その傷で帰すわけないでしょ。俺ん家いくよ」ということで半強制的に有剣の家へ



鍵開いたよ〜って言うから私が入ろうとしたとき



有「あ、まって」

『？』







何かと思えば先に有剣が家に入って、両腕広げて






有「おいで 〜」








とか笑顔で言ってくるから勢いよく抱きついた。





有「おかえり、A」





って私の前髪あげておでこにちゅって。



さすがにこんなの照れるし胸板に顔うずめる


有「なに、照れてんの？ (笑)」




『や、いや、べつに？！』




有「ふ〜ん …ていうかAって背ちっさいね」




『そーゆー有剣だって佐智雄より低いでしょ 笑』




有「…俺猫背なだけだし。

本気出したら佐智雄もよゆーだから」



『それは絶対嘘 笑笑』



有「おちびに言われたくないな〜」



『ちびじゃないし！！ちょっと女の子の平均より低いだけだから！』



有「まあ俺は背低い女の子の方がかわいくて好きだから落ち込むなって〜 ♡」




『…なら良かった、』




有「…え？」





『ん？』




有「…んーん、ていうかはやく顔洗ってきな〜

消毒してあげるから」





『 ？ はーい』









平然を装ってたつもりだけど









おでこに。ちゅーは。えぐい









．

Episode27→←Episode25

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す