新・信長公記ー織田信長の側室ー

公認旗印 ページ19

今回もAさんが出ません！あともう少しですので、お待ちください！


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豊臣「あ！それ俺も気になっとった！Aちゃんは今日お休みなん？」





そう、Aが織田の隣にいなかったのだ。





織田「あぁ、遅刻で来るらしい。」



今日一緒に登校できなかったことが原因か、Aの名前を出すと表情が暗くなった。





豊富「そうなんや！いつもは一緒に来てるやん？」



織田「まぁ、家が隣だからな。」









豊富「ええなぁ！あんな黒髪色白美人と毎日登校……！しかも家が隣！どこのラブコメやねん！俺も経験してみたいわぁ！絶対毎日輝いて見えんで！」





頬に手を当ててクネクネしてる豊富に織田が言った。






織田「、なんだ貴様。Aを狙っているのか？だとしたら残念だったな。」



















織田「Aには、婚約者がいる。」



日豊｢｢婚約者！？｣｣




織田「あぁ、それも、いや、なんでもない。」




婚約者という単語に引っ張られ、織田の言葉が耳に入っていない様子。






日下部「確かに…。信長と結婚をする前には、土田秀久と結婚していましたよね……。」



日下部がボソボソ生駒吉乃について呟いているが、その独り言がなかなかに大きく、織田達にも聞こえていた。






織田「貴様うつけか？」



豊富「何ちゃこちゃこ言ってん？みやびちゃん大丈夫？」



と、心配されていた。






すると、黒板のモニターの電源がつき、秘書の魔村が話し始めた。



魔村｢初の公認旗印が出ました。旗印提出は、1年C組大沢一郎君。｣


黒田｢誰中の誰。｣




誰かも分からない人間の旗印に、教室の中でブーイングが止まらない。



魔村「大沢君が出した旗印はこちらです。」






【2時間以内に武田信玄を倒す 大沢一郎】

教室の中に緊張が走る。



｢ありえない｣、｢無理やろ｣、という言葉が行き交う中、武田は一人構えていた。




武田「それでいいんだ。」



その言葉で教室中の視線が武田に集まる。


武田「それが戦なんだよ。」



その言葉に井伊達が反応し、武田を煽っている。







武田｢為せば成る。成さねばならぬ。なるわさ。｣


その重き言葉に、教室が静まった。






織田はその様子を頬杖をつきながら見ていた。

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