妖怪㐂伝、虹の岡［all］ (ページ39)

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でっかいおチビページ39

黄side

桃「ぐすっ…ずっ……」

緑「のんちゃんもう泣きやみ？明日顔浮腫むで？」

桃「だって……ずっ……こわい……俺のせいで、……」

緑「神山特性おまじないかけたから！心配いらへん！」

神ちゃんの座敷わらしとしての運は本当に強い

運が良いだけで片付けるには十二分に足りないほど

全力を出したら、物理の法則や社会原理全てひっくり返してまで自分や力を貸した相手へ得を持ってこさせてることができるのだと

黄「もはや無敵の鎧やな。」

緑「えぇそんなことないよ。キャパオーバーギリの全力出せばの話しやし、ゲームのシールドキャラみたいなもんです」

黄「…よう知っとんな」

緑「それより、、重要なのはそこじゃない」

急に深刻な顔をして、のんちゃんに目線を移す

ゆっくり腕を上げ、指をピーンと指し、

緑「のんちゃん……そこ、立ってみて」

桃「えっ……はい。」

緑「……くっ…。

なんでそんな背高いねん！！」

黄「なんやそれ！たっぷり溜めてそれかい！」

緑「重大や！！猫の時はちっちゃかったのに、、のぞみちゃんの時も俺より背低くて、妹みたいに思ってたのに…

なーんで元に戻ったらめっちゃでかいん！？なんならこの家で一番でかいやん！！」

桃「小学生から成長期止まんなくて…」

緑「嫌や～また俺が一番ちっちゃい～」

確かに神ちゃん、子供になった時もしげより小さかったな

変化って、身長までは操作出来へんのや

緑「はぁ…叫んだらお腹すいた。お昼ご飯にしよか。」

桃「あ、手伝います！」

緑「淳太は？こっちで食べるんなら家に連絡せなね」

黄「家？……あぁ、ええよ。ご飯ぐらい勝手にするて」

緑「……そお？」

ここにおるとあんだけ夢中だったスマホも手放せる

落ち着けるって言うか、
ぶっちゃけ家より居心地ええよなぁ

黄「あー、…ずっとここにおれたらな」

緑「……。」

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