検索窓
今日:2 hit、昨日:55 hit、合計:1,167,645 hit

29 ページ31

.

gr「…何故2人して照れてるんだトン氏。Aに何かしたのか?」
tn『止めろグルさん触れんでくれ…』
ut「そんな事は今どうでもええねん!Aちゃん怪我したって聞いたけど大丈夫なん!?」

部屋に入ってきた途端騒がしくなるのは最早恒例なので特に何も考えず、鬱さんの問に大丈夫だと返す。


gr「まぁ、怪我が大した事ないなら良かったぞ。
…それで先程の件だが…、お前はどこまで分かっている?」

先程とは夜襲の事かな。何処まで…と聞かれると少し難しいが、現状理解している事だけを伝えることにした。

『そうですね…組の構成員の雰囲気の僅かな差異ですかね。近々、何かが起こるのだろうなという漠然とした空気感を感じていたくらいです』

gr「…上出来やな。それでは改めて今回の件について詳細に話そう。トン氏」

tn「ここで俺に振るんか…。まぁええわ」

若頭に変わりトントンさんが順を追って事の顛末を教えてくれた。

話を纏めると、前に私を置いていた竜田組が戦利品に出したはいいものを諦めきれずに強引に奪い返そうと裏で動いていたらしい。その動きにいち早く気づいた我々組は組織内から竜田組に構成員として潜入(スパイ)を入れ込み、内部から情報を探り潰そうとしたそうだ。

…相変わらずプライドの高い男だな、という感想のみで他には特になんの感情も生まれなかった。

その様子に密かにグルッペンは眉を寄せていたがAの興味は今や違和感の正体の彼、

『改めてありがとうございました、幹部様』

ci「ふふ、やっぱり俺の事幹部って気づいてたんや」


目の前の男、チーノさんと呼ばれていたこの人は構成員に成りすまし潜入した今回の立役者。
彼に近づくと握手を求められた為素直に握ると、"いつから気づいてたん?"と首をかしげながら言った。


『貴方だけ私の事、ずっと名前で呼んでくれてたから。あとは勘ですね』

ci「…俺のささやかなアピール分かってくれてたんか。…ふふ、改めてこれから仲良くしてな!」


ぶんぶんと犬の尻尾の様なものが彼から生えているように見える…顔がいい愛い。その姿に思わず頬が緩んだ。

すると目の前は壁になり視界は白いシャツで埋まった。


ci「はぁ〜可愛い…。」


oh…私 is ナゼ 今 ハグされてる ?
文法?そんなもの知ったこっちゃない。


.

30→←28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (841 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2326人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴく(プロフ) - 個人的に主人公の性格とか(全部)めっちゃ好きです!頑張ってください! (2020年9月21日 9時) (レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - レニさん» 読んでくださってありがとうございます!大先生のところは特に構成を練っていたのでそういって頂けてとてもうれしいです!ありがとうございます! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - しおんこさん» こちらこそいつも変な時間に更新してしまって申し訳ないです…しかし!コメントとっても嬉しいです!!頑張ります!!! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
レニ - すごく面白い…!チノくんとかうつ先生のところの話めっちゃ好きです!これからも読まさせて頂きます! (2019年11月29日 17時) (レス) id: be3a21bb3c (このIDを非表示/違反報告)
しおんこ(プロフ) - 夜遅くにすみません!雰囲気めっさすきですわぁぁー!!まじごっとですぜェ…………!! 更新楽しみにしてますぅぅぅぅ!!! (2019年11月28日 3時) (レス) id: 32a4d591a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:団子侍 x他1人 | 作成日時:2019年9月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。