織田作のイケメンがイケメン← ページ32
来る交流会の日。
面倒臭さに殺される。ふざけてんのかって位、面倒臭い。
「初めまして、貴女がポートマフィアの方ですね。私はこういう者です。以後お見知りおきを。」
『あ、はい。』
先刻からずっとこんな感じだ。只の挨拶なのに長い!名刺渡すだけなのに!
因みに織田作は最下級構成員ということもあって、私よりも話し掛けてくる人は少ない。
皆こういう情報どこで仕入れてくるんだろうね。なんか織田作を見くびっているみたいでムカつく。
『皆お世辞言っとけばいいと思いやがって』
そして皆こぞってお世辞を言う。ウザい。
「素直に受けとめないのか?」
言ったのは織田作だ。
『え?なんで?』
「なんでと言われても…Aは美人だし衣装も似合っているからな……」
ば、爆弾発言……!一応言っとくと、絶対顔赤いと思う。天然の恐怖だ。
『あ、ありがと……//』
「あ!そこのお姉さーん!」
あ”ん!?あんだよお前!せっかく織田作が天然で天然だったのに!←
後で刺すからな覚悟してろよ!←
「お姉さん可愛いね!こんな奴ほっといて俺と遊ぼうよ!もちろん大人の遊び!」
典型的なナンパのセリフである。ま、取り敢えず織田作のことをこんな奴って言ったからお前死刑な!
こう思って、このアホに暴言吐いてやろうとしたその時である。
「おい」
低音ボイスが聞こえた。隣から。
「お前……調子に乗るなよ。これ以上何か不埒なことを言ったら、どうなるか想像できるな?」
「ひっ…すすいませんでしたっ!」
織田作の威圧感に押されて、ナンパ野郎は逃げていった。す、凄く怖かった。織田作のオーラが。
『別に、私だけでも大丈夫だったのに』
言ってしまってから、はっとした。本当はありがとう、と言いたかったのに。なぜ私はいつも思っていることと逆のことを言ってしまうのだろう。
「そんなことはないだろう。ああいう奴は放っておくと調子に乗るからな。」
織田作は、優しい。
『うん。そうだよね。ごめんね。お礼も言わずに。…………ありがとう』
「嗚呼。」
織田作は少し嬉しそうだった。何で私なんかに、織田作は笑顔を向けてくれるんだろう。
『あ、三島がいない』
「ん?あぁ本当だな」
暫くして気づいた。三島が消えたら、あいつの向かった部屋を確認して、盗聴を始める手筈なのだ。追跡元素は付着済みだ。
仕方がない。仕事をしよう。
覚悟を決めて、仕事に取りかかった。
盗聴→←「ハハッミッ○ーはお金を奪って夢を与えるのさっハハッ」って安吾が言ってた気がする
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Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» ういっす (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
端賀 - Neon@寝苑☆歌い手好きさん» コメ欄を荒らすでない (2018年7月8日 11時) (レス) id: 9403d00418 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» どやった上に更にドヤる事(今作った←) (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
端賀 - Neon@寝苑☆歌い手好きさん» どやどやってなんや (2018年7月8日 11時) (レス) id: 9403d00418 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» うへへ← どやどや! (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:端賀 | 作成日時:2018年5月25日 23時