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僕はアッシュのパパがいた木のお家まで来ていた。
さっきは気づかなかったけど、看板がたてられてる。
家にはお酒の瓶がたくさんあった。
お店をしてるのかな？
中を確認するために少しだけ開けてそこから覗く。
ジェニファがグラスをふいている。
「ジェニファ」
ドアを開けて名前を呼ぶと、びっくりしたようにこっちに顔を向ける。
「あ、驚いた…、どうしたの？」
「アッシュのパパ、居る？」
「ジム？ええ…奥にいるわ。今呼んでくるわね、座ってて」
カウンターの椅子に座ると、ジェニファが奥の扉をノックする。
そうしたら不機嫌そうな顔をさせたアッシュのパパが奥の部屋から出てきた。
「なんだ、Aか…、オレは今忙しいんだ」
「さっきのこと聞きたくてきたの、どうして僕の名前知ってるの？」
「どうしてって、おまえは３歳までこの土地に住んでたからだよ」
「え？」
ここに住んでた…？
ケープ・コッドに？
「何だ覚えてないのか？」
「…うん」
覚えてない…、僕の記憶はパパのお家から始まってる。
起きた時にパパがそばにいて、それで今日から僕のパパだって言ったんだよ。
アッシュのパパは僕の座る椅子から２つ席をあけて、カウンターの席に座る。
「おまえのおやじが仕事でニューヨークに行くと言って、ここを去ったのがおまえが３歳のときだ。それまでは年の近いアッシュとよく遊んでたが、おまえがいなくなってあいつはビービー泣きわめいてな……そりゃあやかましかった」
「…本当に僕？」
言われていることが信じられない。
だって今、僕はここに住んでたことがあってアッシュと遊んでたっていうんだもん…。
僕、全然覚えてない。
「おまえみたいなのが二人も三人もいてたまるか！」
アッシュのパパは怒ったようにそう言った。
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オチャネコ(プロフ) - はんなさん» ありがとうございます！主人公の性格はきっと好き嫌いが出ると思っていたのですが、そう言ってもらえて嬉しいです(*´･ω･)完結までかけるように頑張ろうと思います♪ (2019年1月9日 18時) (
レス) id: 2284090fb1 (このIDを非表示/違反報告)
はんな - 主人公君何とも言えない可愛さ…この先のアッシュとの関係もどうなるのか楽しみです！お話もすごく面白いですし、なんとか完結まで頑張ってください！応援してます！ (2019年1月8日 22時) (レス) id: b99f79b3ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オチャネコ | 作成日時：2019年1月8日 18時
