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「ほらよ、用がすんだらさっさと出ていけよ」
「おいあんた!」
「お、おいマックス」

アッシュのパパが、カウンター席のテーブルに鍵を置く。

それをさらうように取るアッシュ。

でもマックスがまた怒り出しちゃった。

「さっきから聞いてりゃあなんだ!それが自分の息子にいうセリフか?!」

けどパパは全然気にしないみたいに顔色も声の高さも変えない。

「なんだこいつは、おまえの情夫か?おいあんた…オレの息子と寝るのはかまわんがちゃんと金を払えよ」

マックスとアッシュはそんな事してないよ。

刑務所で同じ檻にいたけど、一回もそんな事してない。

「なんだともういっぺん言ってみろ!何でそこまで息子を侮辱するんだ!」
「やめろマックス!」
「ほっとけよおっさん、こいつはこういうヤツなのさ…さあ行こうぜ」

アッシュはドアの前で足を止めて振り返る。

「ひとつだけ言っとくよ。グリフィンは死んだ。もっともあんたにはどうだっていいことかもしれないけどさ」

アッシュに続いて皆外に出ていく。

「ま、待ってアッシュ!ア……、ジェームズ!何故あんなこと言うの?!ジェームズったら!!」
「うるさい!おまえの知ったことじゃない!おい!おまえちょっと待て!」

最後に家を出ようとしたら、アッシュのパパに呼び止められる。

「僕…?」
「そうだおまえだ、おまえもしかしてAか?」
「え…?」
「その髪の色にその目…それにバケモンみてえに綺麗なツラ、母親そっくりだ……。死んだもんだと思っていたが生きてたんだな」

母親にそっくり…?それに死んだって?

僕が?

僕今日も元気だよ?

「どうして?」
「”どうして”か、その口癖も変わってねえな」

…?

何を言ってるか分からなくて首を傾げるとアッシュが僕を呼んだ。

「行け」
「……うん」

胸に気持ちの悪さを感じながら家を出て、アッシュのところまで走った。

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オチャネコ(プロフ) - はんなさん» ありがとうございます!主人公の性格はきっと好き嫌いが出ると思っていたのですが、そう言ってもらえて嬉しいです(*´・ω・)完結までかけるように頑張ろうと思います♪ (2019年1月9日 18時) (レス) id: 2284090fb1 (このIDを非表示/違反報告)
はんな - 主人公君何とも言えない可愛さ…この先のアッシュとの関係もどうなるのか楽しみです!お話もすごく面白いですし、なんとか完結まで頑張ってください!応援してます! (2019年1月8日 22時) (レス) id: b99f79b3ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オチャネコ | 作成日時:2019年1月8日 18時

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