一節 ページ24
ドアを開け、打ち合わせ通りまずは私だけ中に入る。
「......おかえり、A」
「...」
下で出迎えたのは雅臣兄さんで。
壊れ物を扱うように恐る恐る頬に触れられた。
「......行こうか」
何も言わない私を見て悲しげに微笑んだ雅臣兄さんはゆっくりと私を促してキッチン側へと向かった。
ダイニングには右京兄さん、要兄さん、棗兄さん、琉生兄さん、祈織兄さん、風斗、弥。そして光兄さんがいた。
光兄さん、帰ってきてたのか。
この状況どう思ったんだろうな。
そして後ろのソファーには椿兄さんと梓兄さん、昴兄さん、侑介兄さん......そして絵麻さんが座っていた。
各々が座っていたり立っていたりしていた。
「っは、」
乾いた笑いがこぼれる。
この状況でどうすればいいって言うんだ。
14対1、何を言っても信じられないのに。
「...で？」
私の言葉に反応したのは要兄さんだった。
「A、全てもう一度話そう」
「何言ってんの？今更話して何になるの？あの時何を言っても誰も信じなかった癖に今更話し合う？ふざけないでよ。”話し合い”なんてアンタらが使えた言葉じゃ無い。馬鹿にするのもいい加減にして」
「A...ごめん」
「謝罪とか求めてない」
「そうかもしれないけど、謝らないわけにはいかないよ」
「前も言ったよね？綺麗事なんか要らない。もうこの家に居場所がないなら、私が出ていくからもう関わってこないでよ。家を出ても尚なんであんな目に遭わないといけないの？出ていって、私が兄さんたちから完全に離れて充分だったんじゃないの？どこまでやれば気が済むのよ」
「”あんな目”...って？」
つい口に付いてでた言葉に反応した琉生兄さん。
この事はまだ言わない予定だったのに...シュウ、ごめん。
「......学校で襲われたのよ。
「そんな、私そんなことしてません！」
「...本当に？」
「おいあず兄！！！コイツがそんなことするわけ無いだろ！」
「侑介は黙って」
要兄さんの言葉に圧され黙る侑介兄さん。
「本当です...！わたし、そんなこと」
「へぇ？本当なんだ」
「なっ...」
必死に
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芥川さん芥川先生大好きﾊｧﾄ?(?´▽`?)(プロフ) - コメント失礼します、このふたつの作品を小さい頃にみて好きになった作品なんです。それを、このアプリでまた見れてとてもなんだか嬉しくなりました。内容もとても現実味があってとても好きになりました！思い出させてくれた作品でした、ありがとうございました (2022年10月20日 3時) (
レス) @page36 id: e045e2365d (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - ルナさん» 最後までありがとうございました！自分の作品をそう言って頂けて嬉しい限りです...泣 (2020年8月11日 12時) (レス) id: 9fec9f9c9f (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 本当にお話が面白くて、感情移入しすぎて何回も泣いてしまいました笑。ディアラバもブラコンも好きなので読んでいて飽きませんでした。シュウ達の優しさに改めて惚れました笑。本当に面白かったです。 (2020年8月11日 0時) (レス) id: e324944dd9 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - 凛さん» わー！ありがとうございます！！原作も是非見てみてください！(笑) (2020年7月9日 20時) (レス) id: 9fec9f9c9f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - コメント失礼します！！あまり知らないものだったのですが、最後まで一気に読んじゃいました！！完結お疲れ様でした！！最後の方はなんだかウルウルしちゃいました笑 (2020年7月8日 9時) (レス) id: 2f507e2d7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルム | 作成日時：2020年5月16日 18時
