鬼殺隊員兼、審神者になりました！

【刀屋敷編:後編】壱 ページ16

『ここって…』




こんのすけに間違えられて飛ばされた場所は私のよく知る所だった。




こ「？ここは…どうやら大正時代みたいですね」




『まさか…』




こんなに早く帰って来れるなんて思ってなかった…




嘘でしょ？だって…私が別のこんのすけと本丸に行ったのが多分三刻前…




こ「A様？地面に手足付いてどうされたのですか？？？？」





『…なんでもない…』





こ「では、今度こそ！帰りましょう！もう一度触れて『待って。』…？どうされたので？」





『寄りたいところがあるの。』




今なら間に合うかもしれない。




義勇と錆兎、この二人に柱など勤めさせなくても！もう一度お館様に！




そう走り出そうとした瞬間、





『！？？！？！？』




視界が一気に真っ赤になった。




この気配は…




『無惨っ！』





近くにいる…




こ「A様！？顔色が真っ青ですよ！？」




『大丈夫…。それとこんのすけ、外ではあまり話さないで。周りから怪しまれる。』




こ「？大丈夫です！私めの声はA様しか聞き取れてませんので！A様が一人で狐に喋ってる様にしか見えておりません！」




まじか。




気になって周りを見てみると…





「あの子狐に…」「大丈夫かしら…？」





という声が…





『…』





取り敢えず今いる場所から離れよう。





私が(恥ずかしさのあまり)少し走ると…(全力疾走)




黒い軍服…鬼殺隊の新人隊員だろうか？が鬼舞辻無惨の名前を連呼していた。





連呼…してい…




『あの隊員は何をしとるんだ馬鹿！』

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