きゃ！どんどん強くなっちゃう！２ (ページ20)

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その後、ライセンスの説明を受けて無事解散となった

「ゼノによろしくな」

『お爺様に伝えておきます』

ネテロ会長にさよならして会場を出るとクロロとシャルナークが待ち構えていた

『おつかれさま～』

颯爽と2人の間を通り抜けようとするが、両肩を掴まれた

「今、念使えないんでしょ？1人は危ないんじゃない？」

「元に戻るまで一緒に行動したほうがいい」

私はニコリと微笑んで2人の手を肩から外す

『大丈夫、もう呼んであるから！』

「「呼んでる？」」

そう伝えたら柱の影から気配が現れた

「や、姉さんお待たせ」

イルミが私の隣に来た

『紹介するね！私の可愛い弟、イルミよ～！！』

イルミの腕を抱きしめて2人に笑顔で紹介する
隣のイルミはいつも通りの無表情だ

「はじめまして、なんだか似てないね」

シャルナークは自分とクロロの自己紹介をしてそう言った

『イルミはお母様似なの、美人でしょ～』

「なるほど、話を聞いてる時も思ってたけど、すごい溺愛ぶりだね」

『私の自慢の弟よ～』

ハートが目に見えて飛ぶ

『そういうことで、イルミがいるから大丈夫！』

「待ってくれ、どうしたらまた会える？」

立ち去ろうとした私の手を掴んだクロロ
その手を掴んで離すイルミ

2人は黙ったまま睨み合う

私はそれを無視して名刺を取り出した

『はいこれ、依頼があれば連絡して』

クロロに渡す

「…ありがとう」

『……あら』

私は素直にそんな言葉が返ってくるとは思わずクロロを見た
心から嬉しいとその目が語っている。
この名刺がクロロにとって実感できる私との繋がり

本当に私より年上なのかなこの人

感情の起伏が読めないなと思いながら彼に手を振った

『舐めた依頼と安い報酬提示なんてしてきたら連絡先変えるからね』

それだけ伝えてイルミとその場を去った。

「クロロよかったね！あ、この連絡先俺が教えてもらったのとおんなじだ」

「ああ、ビジネスパートナーだな」

「当初の目的達成じゃない？それに旅団にとっては大きな報酬だよ、ゾルディック家との繋がりはさ」

「そうだな、最初の依頼は慎重に決める必要があるな…」

「A、仕事に関して容赦なさそうだもんね！」

それにクロロ違う意味でも警戒されてるし
その言葉は飲み込んでシャルナークはお祝いしよー！といつもより嬉しそうなクロロを誘った

クロロはその名刺を大事そうに懐にしまい、シャルナークと共に歩き出した