きゃ！どんどん強くなっちゃう！ (ページ23)

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ヒソカのおかげで初めての一人暮らしは順調だ
電話するとすぐに来てくれるし、本当になんでも解決してくれる

すごい！私は強い味方をつけた！

最近は困ったことがなくてもヒソカを呼んでお茶をしたりしている
彼も快く付き合ってくれるし、良い人なのではと思いすらする。
テレビをつけてニュースの話をしたりすると彼の意見は賛同できることも多いし、なにより知識が豊富なのだ。
どうしてこの国とこの国が争っているのかとか、この産業が力をつけている本当の理由とか、なんで知っているんだろう？本当なのかな？って思うような話をしてくれる。

『ヒソカは意外と常識的な人で驚いたわ！私とっても助かってるの！』

お気に入りのハーブティーを飲みながら伝える

「ボクもAがインスタント商品を知らなくてびっくりした♠あとファストフードとお菓子とか」

キミといると飽きないから助かってると笑った

お恥ずかしい限りですが、その通りで、スーパーも知らなかったし調味料が種類豊富なことも知らなくて目を回した

「ボクもスーパーなんて滅多に行かないけどね♣ここルームサービスあるし」

『でもカップラーメンって便利よね！お湯入れたらすぐできるんですもの！』

また食べてみたいわ！カップラーメン！

「お菓子は小さい時に買ってたけどさ、でも同世代なのにAはお菓子全然知らないよね♣」

『執事とかお母様が作ってくれていたんですもの…』

だいたい毒入りだけど

『でも毒が入ってないと食べ物ってこんなに美味しいのね！』

毒入りでも私の食欲は旺盛だけど、毒無しだと際限がない。永遠に食べれる。

「キミって相当な箱入り娘だよねぇ♡」

組んだ足をゆらゆら揺らしながらヒソカは私をみた

「料理はできるけど食材の買い方はわからないし、洗濯は干せるし綺麗に畳むけど洗濯機の扱いわからないし…チグハグだ」

ヒソカの言葉にいたたまれない気持ちになる

『そうだったみたい…色々教えてくれてありがとう』

ニコッと笑う

今度何かお礼をしなくちゃ！
なにが喜ぶんだろうこの人…

「どういたしまして♠」

「そういえば、Aもボクもそろそろ試合しないといけないね♣」

『あ、そっか。いつにしようかな』

「ボクと戦ってくれる？♡」

『それは嫌よ！』

「残念♠」

登録だけして当日来なければ相手の勝利だけど期限は伸びるからそれをしようと思っているから、それがバレたら私のライフラインが危ういので断る